ミトコンドリアの質と量を劣化させる「悪い生活習慣」とは、「運動不足」や「過食」です。
運動不足になると、細胞内でATPが余ります。すると、ミトコンドリアから電子が漏れ、酸素と反応して活性酸素になります。ATPのニーズが減ることでミトコンドリアの数も減り、オートファジーが衰えて質も悪くなります。 その結果、さらに活性酸素を発生させてミトコンドリアを傷つけます。
こういったことから、運動不足は、ミトコンドリアにとってよくありません。
運動不足と脳内セロトニン低下
この脳内セロトニンの低下を来す要因として、運動不足が挙げられています。
「脳内セロトニン不足」の要因としての「運動不足」のタイプ
固いものをあまり食べない
階段を使わずエレベーターやエスカレーターを使う
30分以上続けて歩くことができない
運動不足である
デスクワークが多い
セロトニン不足の要因の一つである運動不足タイプは、上記のようなものが挙げられます。
現代人にとって運動不足は大きな問題となっており、セロトニン不足の大きな一因にもなっています。
一定のリズムで同じ動作を繰り返す「リズム運動」がセロトニン神経を活性化させます。
リズム運動をすると、セロトニン神経が活性化し脳内のセロトニンが増えます。
代表的なリズム運動としては「歩行」「咀嚼(そしゃく)」「呼吸」が挙げられます。
しっかり歩いて、しっかり噛んで食べて、しっかり呼吸をする、基本的なことですが現代生活ではおろそかになりがちかと思います。
デスクワークが中心の生活の人は、運動する時間を設ける、なるべくエレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、など工夫して生活の中にリズム運動を積極的に取り入れて、脳内のセロトニンを増やしましょう。激しい運動をする必要はありません。
長続きする緩やかなリズム運動を毎日するように心がけましょう。
脳内のセロトニンが増えると爽やかな気分になり、よりエネルギッシュな毎日を送ることができます。
リズム運動をすることは運動不足解消にもなりますので、肥満や生活習慣病の予防や改善にもつながり、一石二鳥です。
最初は極く軽いものから、少しずつ運動量の多いものへと、進めることが重要で、いきなり負担になる運動はしてはいけません。これが原則です。
今回のファイルは以下のようなものです。
運動療法の原則
http://taku1902.jp/sub407.pdf