現在、片頭痛は”遺伝的疾患”であり、原因不明であることから、不思議で・神秘的な頭痛であり、まさに神聖な病気であることから俗人がタッチすべきものではなく、昨日も述べましたように、神様から賜った”トリプタン製剤”という極めて有効な”おくすり”があることから、頭痛発作時にはトリプタン製剤を服用して痛みを抑え、発作回数が多ければ予防薬を飲みながら、回数を減らしながら、様子をみましょうとされ、なかには自然と発作の起きなくなる方もおられ、最悪の場合でも、70歳を超えれば自然と起きなくなる病気であり、一生お付き合いすべきとされています。
しかし、本当に、片頭痛とはこんな頭痛なのでしょうか?
第1章では、脳のなかに異常のない「慢性頭痛」は「健康的な生活」を送ることができないことに根本的な原因があると述べました。
「健康的な生活を送る」ためには、”ミトコンドリア”が重要な”鍵”となり、生命の根源ともなるべき役割を果たしています。
すなわち、ミトコンドリアは、私達の体を構成する細胞の中にあり、食事から摂取した栄養素から生きる為に必要なエネルギーを作り出しています。エネルギーを常時たくさん使う細胞であるほど、ミトコンドリアの数が多く存在し、ミトコンドリアは、私たちの”活力源”ともいえるものなのです。
このためミトコンドリアは、健康な生活を送るための”基本”ともなるものです。
健康的な生活とは、生まれつき体に備わっている「生体リズム」に沿った生活ということを意味しています。
この生体のリズムは「ホメオスターシス」によって維持され、「体内時計」により刻まれ、「体内時計」はミトコンドリア・セロトニンにより制御されています。
こうしたことから、片頭痛はミトコンドリアの機能障害による頭痛であると考える研究者も過去に存在し、現在では分子化学療法研究所の後藤日出夫先生に受け継がれています。
このような考え方・知見を今回は整理してみることによって、片頭痛とは、どのような頭痛と考えるべきかについて、まとめました。
今回は、以下のファイルです。
「片頭痛とは」・・ミトコンドリアの機能障害による頭痛
http://taku1902.jp/sub371.pdf