片頭痛治療のしおり 前編
http://taku1902.jp/sub291.pdf
片頭痛治療のしおり 後編
http://taku1902.jp/sub292.pdf
片頭痛治療のしおり 全編
http://taku1902.jp/sub293.pdf
私は、当ブログでも再三申し上げておりましたが、片頭痛の治療の世界には、「片頭痛と一生、お付き合いすべき頭痛」とされながら、一方では「セルフケアを完璧に行う限り」片頭痛の9割の方々は、うまく発作を起こすことなくコントロールされるとされております。
しかし、学会を主導される方々は、片頭痛は単一の遺伝子異常による”遺伝的疾患”として、不思議で・神秘的な頭痛され、一般の凡人には”足を踏み入れてはならない”神聖な頭痛”と崇め奉られ、挙げ句の果ては”片頭痛界のカリスマ医師”まで出現している現実があります。
トリプタン製剤は効くひとには絶大な効果を発揮します。問題は、苦しい頭痛という痛みだけをトリプタン製剤で取り除いていますと、その根底にある病態は次第に増悪してくることになります。こうした事実を全く無視する現実は看過できないはずです。このため、自然と服用回数が増えてくることは避けることができません。このため、必然的に服用回数が増加して最終的には「トリプタン製剤による”薬剤乱用頭痛”」に至ります。
頭痛発作回数が多ければ、予防薬の服用が勧められますが、このような「トリプタン製剤による”薬剤乱用頭痛”」によって引き起こされた頭痛回数の増加した状態では、現在の「予防薬」の効果は全くありません。
このようになれば、現時点では”対処不能の状態”になりかねません。
こうしたことから、安易に「トリプタン製剤は服用すべきでない」ということです。
このような薬剤の服用を勧める以前の段階に、もっと「片頭痛がどのような頭痛」なのかを「根源的に見直す」ことによって、今後、どのようにすべきなのかといった考察が必要とされるはずです。
このような現実を憂えて「片頭痛治療のしおり」を作成致しました。
このような論理は過去の偉大な業績をもとに組み合わせることによって、簡単に構築されることです。そして、学会を主導される方々ではなく、一般の片頭痛で悩んで来られた方々の血のにじむような努力で片頭痛を改善されてこられた事実を忘れてはなりません。
さらに、学会を主導される方々と相対峙して、カイロプラクター・整体師・鍼灸師の方々の論理が存在します。そして、こうした方々の考え方の歴史は、学会を主導される方々のように15年足らずのものではなく、遙かに悠久の昔から築かれたものです。
こういったことから、、「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、リラックスするように」と昔から片頭痛の生活指導がなされて参りました。これで、トリプタン製剤が出現する以前から、片頭痛の発作は抑制されてきました。こうした事実から、片頭痛は、”多因子遺伝”による頭痛であり、こうしたことから”環境因子”さえ取り除けば改善・予防可能な頭痛であり、極めてありふれた・極く普通の頭痛であるはずです。
このような観点から、私は「片頭痛が生活習慣病」であると想定するなら、糖尿病の治療指針とされる「糖尿病治療のてびき」「食品交換表」のようなものが、片頭痛の領域にもあって然るべきと思っております。こうしたことから、「片頭痛治療のしおり 前編」
は、糖尿病治療のてびき」に匹敵するものであり、「片頭痛治療のしおり 後編」は「食品交換表」に相当するものです。ただ、このなかに分子化学療法研究所の後藤日出夫先生の提唱される「万能健康ジュース」と「ラブレクラウト」の詳細な内容が著作権の問題から取り入れられなかったことが慚愧の至りとするところです。
私は、この2編によって、片頭痛の方々の9割の方々は改善に導かれるものと思っております。ただ、”自分で改善されない限り”改善は望めないということです。医師が是正することは到底不可能です。これまでも、知識だけは豊富であっても、実際にこうしたことを実行されずに、何時までも改善されない方々を見るに付け歯がゆい思いがします。
片頭痛治療は、トリプタン製剤が導入された今日においてさえ、治療方法そのものは完成されておらず、トリプタン製剤は、あくまでも”鎮痛薬”に過ぎないということを認識する必要があります。ここが最も大切であり、重要な点です。
片頭痛という頭痛は「生活のリズム」の歪みからくる生活習慣病です。この 「生活のリズム」の歪みは、誰も治してはくれません。治すのは、あなた自身です。
片頭痛は、治す意志さえあれば、予防・改善可能な頭痛です。あとは自分で”実践・実行”あるのみです。
片頭痛を治すのは”カリスマ医師”ではありません。医師が治すものではなく、あなた自身であるということを、今回の「片頭痛治療のしおり」で述べました。
なお、今回も、挿絵および図に関しては、”Yahoo の画像検索”から引用させて頂きました。文中とは何ら、直接、関係はありません。
文章だけでは、いかにも殺風景であることから、あくまでもアクセントとして、付けているに過ぎませんので、誤解されませんようにお断り申し上げます。