二次性頭痛(その他) 26  まとめ | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 以上、これまで「二次性頭痛(その他)」として


物質の使用または曝露による頭痛


  一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛

  ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛
  一酸化炭素(CO)誘発頭痛
  アルコール誘発頭痛
  食品および添加物誘発頭痛
   グルタミン酸ナトリウム(MSG)誘発頭痛
  コカイン誘発頭痛
  ヒスタミン誘発頭痛
  カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)誘発頭痛
  外因性急性昇圧物質による頭痛
  頭痛治療薬以外の薬剤の一時的使用による頭痛
  頭痛治療薬以外の薬剤の長期使用による頭痛
  外因性ホルモンによる頭痛
  その他の物質の使用または曝露による頭痛


薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛,MOH)


  エルゴタミン乱用頭痛
  トリプタン乱用頭痛
  単純鎮痛薬乱用頭痛
   パラセタモ一ル(アセトアミノフェン)乱用頭痛
   アセテルサリチル酸乱用頭痛
   その他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)乱用頭痛
  オピオイド乱用頭痛
  複合鎮痛薬乱用頭痛
  単独では乱用に該当しない複数医薬品による薬物乱用頭痛
  乱用内容不明な複数医薬品による薬物乱用頭痛   
  その他の治療薬による薬物乱用頭痛
       
物質離脱による頭痛


  カフェイン離脱頭痛
  オピオイド離脱頭痛
  エストロゲン離脱頭痛
  その他の物質の慢性使用からの離脱による頭痛


ホメオスターシスの障害による頭痛


 低酸素血症あるいは高炭酸ガス血症による頭痛


   高山病
   一酸化炭素中毒
   飛行機頭痛


絶食(低血糖)による頭痛


その他の一次性頭痛


 について、述べて参りました。

 これらは、いずれも「慢性頭痛、とくに片頭痛」の病態を示すものと思われます。
 これらの個々の病態の根底には共通した部分も存在しています。これらを繋ぎ合わせて「慢性頭痛」の全体的な病態を構築すべきと思われ、ここから新たな「臨床頭痛学」を作り替えていくことが重要と思われます。
「国際頭痛分類 第3版β版」の分類に従って、「慢性頭痛、とくに片頭痛」、以下をバラバラにすることでは、「慢性頭痛、とくに片頭痛」の本質は見えてこないものと思われます。


 「慢性頭痛」の基本的な病態には、以下の5つがあります。


   1.ミトコンドリアの関与
   2.セロトニン神経系の関与・・脳内セロトニン
   3.体の歪み(ストレートネック)の関与
   4.ホメオスターシスの関与・・ストレスの関与
   5.脂肪摂取の問題・・生理活性物質との関与


 そして、慢性頭痛は、便宜的に緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛に大別されるにしても、これらは一連のものとして捉え、「臨床頭痛学」を再構築すべきと思っております。


 「国際頭痛分類 第3版 β版」は、あくまでも”診断基準”にすぎないはずです。