片頭痛治療の”特効薬”はあるのか? 2014/09/19 | 頭痛 あれこれ

頭痛 あれこれ

 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 皆さんは、現在の片頭痛治療薬として汎用される”トリプタン製剤”が提供された時代をご存じでしょうか? 当時は、ありとあらゆるマスコミを通じて、”トリプタン製剤”が片頭痛の特効薬として宣伝されました。しかし、このような高価な1錠1,000円もするおくすりも、精々「単なる、鎮痛薬」に過ぎないことが明白になりました。
 ところが、これに対して片頭痛発作時に”トリプタン製剤”を服用しないがために、”脳過敏”を鎮静化させることが出来ないとの理由から、片頭痛発作時には ”トリプタン製剤”を服用を服用しましょうと提唱されてきました。しかし、これでも思うような経過に至らないために、、”脳過敏”を鎮静化させるために、抗てんかん薬である「デパケン」の服用を迫る医師も出てきました。こうした考え方で全てが解決したのでしょうか?
 こうした論理でデパケンの服用を強制される現実は何を意味するのでしょうか?
 こうした方々は、片頭痛の本質を見極めておられないための浅はかな論理にすぎません。 このような論理で展開することで、どなたに有益なのでしょうか??
 これまで、このような治療方針に従って、「デパケンの服用を強制され」て来られた方々は、片頭痛が改善され根治に至っているのでしょうか?
 
 私は、この点に甚だ疑問を持っております。このような考え方では少なくとも、一時抑えの手段に過ぎないものと思っております。
 長期的な視点から俯瞰すれば、果たして「デパケン」が意味ある効果があるとは思えない節があり、この効果の有効性については「外国文献」の受け売りに過ぎません。
 

 私が申し上げたいことは、片頭痛治療には”特効薬”は存在しない、ということです。現在、CGRP関連の新薬の開発が進められていますが、これも片頭痛そのものを完治させる薬剤ではありません。

 片頭痛の大半は、その遺伝素因である「ミトコンドリア活性の低さ」に、”環境因子”として、食生活が原因で「さらに、ミトコンドリア機能の低下」を来して「酸化ストレス・炎症体質」(片頭痛体質)を形成することにより引き起こされる生活習慣病です。

 こうした生活習慣病である片頭痛が、”トリプタン製剤”や”デパケン”で 治るわけはありません。こうした考えで治療を強制される方々に甚だ疑問を持っています。
 片頭痛を改善・完治させる”特効薬”は存在しません。

 あなたの片頭痛が起きた原因は、あなた自身の「生活習慣」にあります。こうした具体的なことは、「片頭痛の生活習慣の改善」で明確にしました。
 こういったあなたの「生活習慣」を改善することなく、片頭痛が完治することはありえません。
 いかに「カリスマ医師」に身を委ねようとも土台無理な相談です。
 
 片頭痛を治すのは、頭痛専門医ではなく、あなた自身です。
 こうした改善策を、どなたも明確にされないために 「片頭痛の生活習慣の改善」で明確にしました。
 
 片頭痛は、医師に治してもらうものとの考え方を改め、「自分で治すべき頭痛」であると認識すべきです。生活習慣病を治すための基本事項であるはずです。
 そうしませんと、お金をドブに捨ててしまうようなことになってしまいます。
 たちまちの「頭痛の苦しみ」から解放されんがために”高価なトリプタン製剤”を服用されるのも一つの方法ですが、もっとするべきことがあることを認識すべきです。
 
 こうした事実を覆い隠す「頭痛診療医」の姿勢が問われてきていることを知るべきです。「片頭痛の生活習慣の改善」のような解説書は、片頭痛を取り巻く関連企業にとっては何ら益するところが皆無であるがために出版されることはありません。その証拠は、一部の医師による「セルフケアという”生活指導”」があくまでも個人的に徹底して行われている事実からも明白です。しかし、このような事実は決して「表にでてくる」ことは全くないようです。