昨日は、子どもとともに門司にある風師山と矢筈山を縦走してきました。
妻は門司港でお買い物です。
小森江子供の森公園からスタート。
ここはかつて、貯水池だったそう。
およそ百年前の話です。
この公園の少し下には、浄水場跡があります。
ここが北九州の水道の発祥だったそうです。
明治から昭和にかけて、日本の発展を下支えした施設。
なんとも歴史の息吹を感じさせます。
その公園から、風師山に入ります。
山道はとてもきれいで、登山者も大勢おられました。
永遠とつづら折りの道が続きます。
途中、たくさんのフユイチゴに出会いました。
誰も興味がないのかな。
息子と二人で、山ほど獲って、一気に頬張りました。
いやぁ、酸っぱい。
そして、同じくらい甘い。
お店では味わえない、また買うこともできない、これが自然本来の味。
野趣溢れる味。
息子は、この山をフユイチゴの山と名付けようと言ってました。
登る途中も、ドングリやハンノキの実を拾いながら。
特大のヤツデの葉も。
天狗の葉っぱですね。
そんなこんなで、遊んでばかり、寄り道ばかりですから、いつも登頂までにはかなり時間がかかります。
事前に調べていた、風頭という場所でお昼ご飯を食べました。
ここでは、関門海峡一帯が360度見渡せます。
山登りでの一番のご褒美ですね。
最高の眺望でした。
ここから数分で風師山の山頂。
しかし、風師山っておもしろい名前ですよね。
確か、風頭では風がものすごかったです。
名の由来を調べてみると、これまたおもしろかったです。
風頭、風師山山頂、風師山南峰、それらがかんざしに似ていたからだそうです。
かんざしは、髪挿し、花挿し。
挿頭と書いて、かざしと読みます。
また、麓には風師神社があり、そこでは風師明神が祀られているそう。
もともとは山頂で祀られていたそうです。
風師明神は風の神さま。
かつては、風師おろしという山からの風によって海難事故がよく起こっていたそう。
風を司る神として、航海安全・豊漁を祈願したことから、かざがしら=風の師(頭)という名が付いたとも。
かんざしと風が合体しているのでしょうね。
こういう由来を知るのも楽しいものです。
さてさて。
そこから、矢筈山へと縦走しました。
矢筈山の山頂は現在はキャンプ場になっていますが、ここには明治時代の遺構が残っています。
下関要塞の一つとして、ここにも堡塁が築かれ、大砲が設置されてたそうです。
活躍することもなく、明治末期には廃止されたそう。
下関側にある火ノ山にもたくさんの要塞遺構が残っていますよね。
かつて、下関が海外の艦隊を迎え撃つ、重要な拠点だったことを感じさせます。
まぁ、しかし、そんな大昔の話でもなく、およそ百年前の話です。
矢筈山の名は、山の形が弓矢の矢筈に似ているということが由来だそう。
山登りはいろんな体験ができて楽しいものです。
息子とおよそ3時間の行程でした。
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