リハビリ | 人生の意味を変えます、「仁義礼智信」日本で2人しかいない理学療法士 渡辺賢治。
《投稿3》

#リハビリテーション


リハビリテーション(rehabilitation)の語源は、 ラテン語でreは「再び」、habilisは「人間らしい」、「できる」という語で、「 再び人間らしく生きる」、「再びできるようにする」という意味になります。

これは理学療法士や作業療法士なら誰もが知っていることです。


その後、長い歴史の中で「権利の回復」、「名誉の回復」など様々な意味で使われるようにもなってきました。


「障害者に対する機能回復、能力向上、社会復帰」というような意味になったのは、第一次世界大戦のころからです。

戦争負傷者に対してリハビリテーションが大きく関わったわけです。


戦争がリハビリテーションの発展に関わったのですね。


この第一次世界大戦は、戦死者1600万人という人類の戦争の歴史上桁外れの死者を出しました。そして戦傷者は2000万人以上でした。(当時の世界人口は5億人弱、戦闘に参加した人数は7000万人)

それ以前の戦争の死者のほとんどが病死だったのですが、第一次世界大戦の死者の2/3は戦闘による死者でした。

つまり外傷による負傷者も格段に増えたのです。


現在、一般的なリハビリテーションの定義は以下の通りです。


「リハビリテーションは、個人の生理的、解剖的あるいは生理的な機能障害、環境の制約、個人の希望および寿命と一致した身体的・心理的・社会的・職業的・余暇的および教育的可能性が最大に達するまで個人を手助けする過程である。患者と家族、関与するリハビリテーション・チームは、たとえ機能障害をもたらした病理学的過程が不可逆であっても、現実的な目標を設定して、残存障害(機能的制限)があっても最適な生活機能を獲得するための計画を、成し遂げるように協力する」(Haas 1993)


リハビリテーションというのは、本当に人間の生活全てに関わることで、解剖学、生理学だけ勉強してれば良いものではありません。

そして痛みだけに着目してれば良いものでもありません。


私もリハビリテーションの全容を未だに把握出来てません…