悲しみの中にある人々を救えるのは、かつて 同じ悲しみの内にありながら、悟りによって、そこから抜け出した人だけである。


 悲しみを味あわない人は、悲しみの中にある人々を救えない。


 しかし その悲しみから抜けられない人もまた、悲しみの中にある人々を救えない。

 

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)
 


  私は生きた証しが欲しかった
  私の生命の価値が欲しかった


  人々に対して何かしてあげたい
  人々に対して何かしてあげたい


  悲しみの中で 苦しみの中で
  悩みの中で 迷いの中で


  人々に対して何かしてあげたい
  人々に対して何かしてあげたい


  ただ ただ こうした一念の中で
  なおも 心の嵐は吹き続ける……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)

 

 

 

 

 


  旅に疲れた人々よ、
  緑の母のこの胸に、
  心を癒しに帰りなさい。

  旅に迷った人々よ、
  澄んだ故郷の野の中に、
  濁った心を放ちなさい。

  旅に悩める人々よ、
  私達の住むこの里は、
  何の憂うこともない。


  あなたが誰であったのか、
  どこにどうして住んでたか、
  すべて忘れてしまいなさい。


  なぜならここは、
  誰も知らない里だから。


  名も何もない人々の、
  子供のように真白き心を、 
  灯りのような楽しい夢で、
  やさしく育む里だから。

 

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)

 

 


 


 

 詩とは、私が人生と苦闘する際に生まれた告白である。


 そして、同時に、私と同じく、人生と苦闘し、かけがえのない道を歩もうとする人々への応援歌でもある。

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)
 


 あなたに与えられた個性を憎むでもなく、おごるでもなく、その個性でもって、人々のためになることを、ただひたすらに実践してゆきなさい。


 それが、あなたの分を知り、分を果たすということです。すなわち、天命を果たすということなのです。


 もう、個性のことで悩むのは止めなさい。それは、天より与えられたものなのです。


 後は、その個性を、いかにすれば、より一層、ひたすらに人々のために役立たせることができるかを、自らの幸せを追い求めず、そして、他人に奉仕することができるかを、常に念頭に置いて生きてゆきなさい。


 もしも何らかの幸せが与えられたのならば、それは、あなたの個性と努力と奉仕に対して天が恵まれたものだと思って、素直に喜んで受け取りなさい。

 

 

 

 

 

 

    天川貴之

(JDR総合研究所・代表)