この記事は、僕の乳がんについてのこれまでの経緯をお話しするシリーズです。
これまでの経緯は、次のページに書いてあります。
よろしければご覧ください。
***これまでの経緯***
乳がんのこれまでのいきさつシリーズ
(1) 乳がん。すべての始まりのお話。(2017年9月~)
https://ameblo.jp/youta-papa/entry-12448107654.html
(2) 乳がん。すべての始まりのお話。(続編)
https://ameblo.jp/youta-papa/entry-12448386028.html
(3) がんを告知されてから手術まで(2018年9月~2019年1月)
https://ameblo.jp/youta-papa/entry-12448636523.html
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今回は、乳がんの2回目の摘出手術が終わったところから
お話しします。
●ちょっとだけ前回の復習
2018年(平成30年)の8月31日、2回目の摘出手術。
手術した箇所から飛び出しているドレーンという管からの
体液の流出が止まらず、退院まで、たしか5日かかりました。
そしてやっと退院。
ガッキー(新垣結衣ちゃん似の看護師さん)、
大変お世話になりました!
あっ、こっちじゃなくて、
看護師さんは、こっちに似てましたよww
かわいかったので別れたくなかったな~
●退院後から、ノルバデックスの服用を開始
退院後から、ノルバデックス(タモキシフェン)という抗女性ホルモン剤10gを、一日1回2錠、服用することになりました。
この薬は、少なくとも5年間は飲み続けなければならないそうです。
・ノルバデックス(国立がん研のWebページより)
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/medicine/anticancer_agents/data/tamoxifen01.html
ノルバデックス 10mg
服用時間は、お医者さんの指示により、忘れなければ朝食の時に飲んでいます。
時々忘れて、夕食の時に飲むこともあります。
男性にも女性ホルモンはあるそうです。
だからこそ、男性にも乳がんがあるのでしょうね。
僕のがんは、女性ホルモンに対して陽性で、
女性ホルモンを餌にして増殖するタイプらしいです。
このため、女性ホルモンを減らす目的で飲むのがこの薬。
女性がこの薬を服用した場合は、擬似的に閉経後の状態を
作り出すことになるそうで、そのため、閉経後に起こるはずの
いわゆる更年期障害のようなさまざまな症状が現れるそうです。
これがですね。
かなり、くせ者なんですね~。
あとでとんでもないことになります。
なお、ノルバデックスの副作用については、
これからイヤというほど書くことになるため、
ここではまだお話しはやめときます。
また別の機会に、色々詳しいお話を書こうと思ってます。
●念のため、1ヶ月半ほど自宅療養
前回6月1日の摘出手術の時は、あんまりよく考えてなくて、
手術から10日ほどで仕事に復帰しました。
ところが、僕の仕事は結構上半身を使う仕事でして、
しかも、体をひねることも多い仕事。
このため、復帰当日、午前中から手術の傷跡が痛くて痛くて、
仕事が終わるまっでずっと我慢して仕事してました。
この痛みはけっこうヤバかったし、傷がきちんと治らないうちに
まるでストレッチのような仕事をやってしまうと、
傷がまともに治らないのではないかと思いました。
僕は、同じところを3か月以内という短期間に2度、摘出手術してます。
しかも今回は、念のため前回の傷口の周囲を大きくえぐり取るような
手術をしました。
このため、思った通り、2度目は治りが非常に悪く、
傷口の引きつりも気になりました。
このため、今回は徹底的に傷口を治す作戦に切り替えました。
会社に連絡し、結局10月中旬までたっぷりと自宅休養しました。
当然収入が絶たれてしまうので、手術前の日付にさかのぼって、
そこから傷病手当を頂くことになりました。
その徹底的な休養のかいがあって、
いまその傷口は、ほんとに手術したのか?と思うぐらい、すっかりきれいに治っています。
包帯を取ったときにわかったのですが、
マンガのブラックジャックみたいに糸で縫う方法ではなく、
セメダインみたいな接着剤で傷口をふさいだらしいです。
だからよけいに、傷口がとてもきれい。
というか、かかりつけのお医者さん、手術が上手。
お医者さん自体も、この傷跡を見るたびにこう言います。。
「きれいに治ったわね~!」
(おねぇじゃないよ。れっきとした女医さんですw)
●退院4か月後の翌年1月中旬までは何事もなかった
2017年(平成29年)10月中旬、仕事復帰。
ここから約4か月後の翌年1月中旬までは、
特におおきな問題もなく、仕事も順調にやることができました。
ただやはり、手術前の入院から含めると、会社は1ヶ月半以上
休むことになしました。
このため、仕事に復帰したときはすごく不安だったし、
復帰1日目は仕事のやり方をすっかり忘れているし、
復帰たった一日でポカの連続。
こりゃ、前のような感じに戻すのに時間がかかるかな~と感じました。
でも、焦りは禁物、マイペースで行かないとね。
このときの僕のテーマソングは、こんな感じ。
気分が落ち込んだとき、これを聞くと元気が出るので、
皆さんにもお勧めです。
ぜひ一度聞いてね!
・ClariS 『CheerS』MusicVideo(Short Ver.)
https://www.youtube.com/watch?v=Gu-_UYtSW_E
「君らしいペースで、さぁ、歩こうよ!」
幸い、とても親切でよくお世話を焼いてくださる先輩がいらっしゃいまして、この年の12月から、仕事のやり方をマンツーマンで徹底的に
教えて頂けることになりました。
これがすごく功を奏して、仕事の成果はガンガン上がっていきました。
この先輩にはその後もずっと長い間助けて頂いてます。
この先輩には、本当に感謝、感謝です。ありがとうございます。
また、手術から復帰してまもなく、
僕は会社の「ある仕事」に関わるようになりました。
学校でいえば、委員みたいな仕事です。
本来の仕事とは別に、ごく近い将来に新しく立ち上げを予定している
新しい事業の準備をする仕事でした。
その仕事内容には結構興味があったので、
僕は積極的にその仕事にも関わるようになりました。
そんな矢先。
1月に入って、なんだかだるい。
外から会社に帰ってきたときにはもう、事務処理もイヤなほど、
徹底的な疲れが来るようになりました。
●「ほんとにあった呪いのビデオ」の呪いか!?
突然の体力の大きな低下には、ほんと戸惑いましたね。
何かに取り憑かれたみたいな?
「ほんとにあった呪いのビデオ」を鑑賞しすぎたせいか?
やめてよ、呪いなんて。
新しい事業までモチベーションが持たない。
しかも、この新しい事業の立ち上げは、社外調査も時々あって、
仲間の人たちと一緒に、本来休みである日を削って、
調査に出かけることもあったのです。
だから、よけいに体力が持たない。
ほんと、いったいどうしたんだろう?と思いました。
当時は原因が全く思いつかず、
時間を見て病院にも行ってみたものの、検査結果は白。
所見もまったくありませんでした。
実はこのだるさの原因は、あとで判明します。
そう。
手術後から飲み出した、ノルバデックスが原因だったのです。
・・・いや、言い切るのはアレかもしれないけど、
そうとしか考えられないのです。
●「委員」をやめさせて頂き、会社も行けなくなる
2018年(平成30年)1月末。
どうしても体力が持たなくて、新規立ち上げ事業の仕事の
メンバーに迷惑をかけそうなので、1月末をもって、
この仕事を辞めさせて頂くことにしました。
面白い仕事だっただけに、非常に残念でした。
この仕事のために勉強して、資格も取ったというのに。
そして、「委員」をやめてわずか2週間後。
とうとう、本来の仕事もできなくなりました。
この頃には、
・ホットフラッシュ
・ひどいめまい
・ひどい頭痛
が毎日起きてしまい、完全に仕事にでられなくなりました。
僕の仕事は安全に関わる危険な仕事のため、
特にめまいは無視ができない症状でしたので、会社に行くことはできませんでした。
仕方なく、2月中旬からしばらくお休みを頂いて、
とりあえず、様子を見ることになりました。
ところが、結局このあと、様子を見るとかそういう簡単なことでは済まないことになっていくのです。
(次回へつづく)