理由は最近カスタム魂に目覚めた旗野さんが入門編としてヨウス管理人がおこなうテクネージア基本メカボチューンを横目で見ながら旗野チューンを行う予定だそうで、、、
というわけで旗野さんが2艇持ってきたのでチューンについての工程を話しながらさっそく分解します。
んん~この出来、やはりなかなかのものです。
CYMAと言えば中華製電動ガンの筆頭メーカーですが、初期のAKなんかは出来もそれなりでしたが最新作のMP5は表面処理も含めて、台湾メーカーに負けないほどリアル。
ちなみにこのMP5の価格は新品でなんと16000円だったそうで、これは国産品が売れなくなっちゃう理由がわかります。。。
こだわりポイントその1。
フロントサイトのサイトプレートがしっかり別パーツになっています。
フロントキャップも別パーツのようで、マルイをはるかに凌ぐすげー完成度です。
こだわりポイントその2。
という程でもないでしょうが、フレームサイドのスリングフックはちゃんとリベット止めされています。
ちょっと処理と形状が残念ですがビスで止めてるマルイ製品をやはり超えています。
メインフレームは高比重のアルミダイキャスト製。その為、かなりの重量感です。
噂によるとホンモノより重いとか何とか、、、
細かいパーツも中華製品とは思えないほどよくできています。
トリガーフレームはマルイと同等のクオリティで、構造もそのものなのでセレクターはセンターがずれていてちょっと残念。
さすがに溶接跡はおもちゃレベルですが、かっちりとした形状でよくできています。
まあ、ホンモノはスチールプレスなのでこんなにかっちりしてませんが。
これが目玉のブローバック機構。
ボルトキャリアはピストンと連動して前後に激しく動作します。
もちろん次世代電動ガンほどの作り込みではないのでボルト固定位置はまばらです。
ボルトキャリア形状はえぐれ形状が再現された非常にリアルなもの。
ストックは現行モデルのJタイプ。
日本の特殊部隊向けにHK社内で開発されたこのストックはいつのまにか標準になっているんですね。
個人的には進化するたびに大型化するものは嫌いですが、確かにこのストックはホールドしやすいですね。
アウターバレルは削り出しと思われるアルミ一本もの。
バラしても良く出来ているボディですね。
ストックを外したらそのままメカボを抜くことができます。
ボルト関係のパーツはしっかりとモジュール構造になっているので動作も非常にスムーズ。
これで本当に16000円でイイんでしょうか?
ノズルは微妙な形状ですが、メカボ自体はマルイVer.2.5そのものですね。
モーターは机モーターかと思いきやマグネットが異常に強い、ネオジウムマグネットタイプのもの。
ネオジウム系モーターはハイパワーの見返りに低燃費というおまけ付きのようですが、イニシャルブレーキも強力なのでメカボ空転が無く個人的にはいいかと思います。
ピニオンギアの造形も非常に綺麗です。
さあ、どんどんばらしますよ~。
メカボ自体重いことから肉盛りモリモリの強化型と思われます。
ピストンも作りが良くなっています。
写真は洗浄後のものですが、内部がポリゴン処理されてフリクションロス低減を考えていたりとなかなかのものです。
ギアもXYTではなく、もっと高精度なものでした。
ピストンはブローバック用突起の付いた専用設計なので、おシャカにしたらブローバック機構もおシャカ、、、
ヘッドは国産品にでも交換したいところですが、そこそこの作りだったのでそのまま使用します。
セクターギアはタペットピンが大型化されていました。
これ、すごいこだわりポイント?
ピストンヘッド後部にピストンスカートが入っています。
これでフリクションロスは低減されるはずですが、、、ほとんど効果はわからないでしょうね~。
すっきり洗浄し、メカボセンター出しとシム調整。
中華製だけにそこはダメダメな状態なのでしっかりとおこないます。
それだけで国産電動ガンと同等に近い性能まで戻すことが可能です。
ちなみにヨウス管理人は排気系のメインパーツであるシリンダーは国産に交換します。
今回はタペットプレートも変形がちょっとひどかったのでマルイ製に交換しました。
というわけで2挺まとめてふたりで作業完了。旗野さんに説明しながら作業したので5時間近くかかってしまいましたがどちらも初速85m/sでセットされて旗野さんもゴキゲンです。
これで壊れないで末永く使用できるといいですね!