闇の子供たち/阪本順治



ヒツジは夜眠る



資本主義社会に生きている私たちは
必要なものは金で買う。
必要じゃないものはゴミ袋に入れて捨てる。
それが例えなんであれ。
その演出として
トランク、クレジットカード、ゴミ袋などが
使われているのは興味深い。
ここまで正統な日本映画をタイで撮っている事は面白いと思う。
良い悪いは別にして阪本映画の中心は常に日本にある。

ハッスル&フロウ/クレイグ・ブリュワー




ヒツジは夜眠る



クレイグ・ブリュワーのフィルムからは
音楽の力に対する真摯なリスペクトが立ち上っている。
私たちの生きている世界がどんなに閉塞していても
どんなに病んでいても音楽は常に傍にあると。
それで全てが変わる訳ではない。
ただ、ほんの少しだけ人生が前に進む力を与えてくれる。
ブルースもラップもそうだが
音楽は常に権力者ではなく弱者と共にあるものなのだ。
ミュージックパワー!!

ハッカビーズ/デヴィッド・O・ラッセル




ヒツジは夜眠る



ゴダールよりもゴダール的。

資本主義の権化である大手スーパーチェーン店の思惑と

資本主義社会に組み込まれない主人公の精神世界がぶつかり合う。

なにより面白いのが登場人物全員が主人公の分身であり、他人であるという事実。

世界の中心はどこにある?!

Here&There??

パリ、恋人たちの二日間/ジュリー・デルピー



ヒツジは夜眠る



とにかく喋る。

パリの街で2人がマシンガンのように喋る。

ひたすら喋る。

映画としてはよく出来てるとは思う。

ラストのダンスシーンはロッセリーニの『イタリア旅行』を思い出す。

しかし、そこには“奇跡”がない。

デルピーの主演している『Before sunset』には存在するあの輝きがない。

映画は1秒間24コマの幻想だ。

その輝きはどこに宿るのだろうか。

死霊のはらわた3/サム・ライミ



ヒツジは夜眠る



死霊のはらわたシリーズは全て最高だが、勿論これも最高!

どうしようもないバカなシーンを正当にそしてマジメに撮る姿勢は

モンティ・パイソンのようだ!

まさに現在のハリウッドを代表する監督の原点!