ジ・エクスマキナ・タイムズ 第4号 | 幽玲の妄想ふぁんたじあ

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しょーもない話と少しずつの小説をお送りする妄想世界をご堪能あれ





 『幻想交響世界エクスマキナ』の舞台といえば、≪アスガルド≫。それは、わたしたちが住む世界とは異なる世界です。今回は、そんなアスガルドに住む人々がどのような生活をしているのかということについて特集していきます。

 異世界ファンタジー作品の世界といえば、中世ヨーロッパに似た剣と魔法の世界という印象が強いかもしれませんが、アスガルドは一概にそう言い切れるものではありません。アスガルドには、剣や魔法(≪魔術≫)もありますが、銃や戦艦、機械などもたくさん登場します。

 アスガルドの発電技術

 アスガルドの生活様式や文化は国によって大きく異なりますが、実はわたしたちよりも早い段階で≪電気技術≫の普及に成功しています。街中を走る自動車はすべて電気自動車なんです。そこで問題となるのが、発電技術はどうなっているのかということです。

 最も一般的かつ割合を占めている発電技術は、≪アニマ発電≫です。これは、≪アニマドライヴ≫を利用した発電技術であり、大規模に建造されたアニマドライヴを使ってアニマの結晶体である≪アニマ輝石≫を触媒とし、大気中に存在するアニマを電気エネルギーに転換するというものです。アニマ輝石は半永久的に利用でき、廃棄物が出ないどころか、電気エネルギーに転換されたアニマはやがて再び自然にアニマへと還元されるため、わたしたちからすれば夢のような永久機関なのです。

 しかし、アニマドライヴは、アニマを高濃度に圧縮することによって電気エネルギーへと転換するものであり、万が一大規模事故が起こると高濃度のアニマが放出され、広範囲において魔物化その他生態系への重大な影響が懸念されています。

 そんなアニマドライヴを開発したのが、クレイトン・オルドレイク博士。世界最大のコングロマリット≪テラ・オルドレイク・インダストリー≫の創始者です。テラ・オルドレイク・インダストリーは、アニマ発電の技術を独占し、驚異的な速度で世界経済を支配する巨大組織となっていくのです。

 三大国家で異なる生活文化

 わたしたちの世界で国によって生活文化が異なるように、アスガルドの世界でも国によって生活文化が異なります。今回は、三大国家を比較してみましょう。

 まず、物語の最初の舞台となった≪バンドール共和国≫の生活文化はどうでしょう。バンドール共和国は、≪魔術≫と≪科学≫の融合によって生まれた≪錬金術≫の研究が最も進んでいる国であり、その影響もあって生活文化も中世的な文化と近代的な文化のそれぞれの良い点を採り入れ、混在しています。たとえば、街中をたくさんの自動車が走っている一方で、医療に光の天冥術(治癒魔術)を一部採用するなどしています。

 次に、現在の舞台である≪イクシオラ王国≫の生活文化は、伝統を重んじたクラシックなものです。イクシオラ王国は世界一の魔術大国であり、人々には魔術を尊重するが故に科学に対する敵対意識が根づいています。その結果、街並は高さの無いクラシックな建物が多く、移動手段として馬車も一部利用されています。また、王都アヴァロンのような大都市とは異なる地方の町ではアニマ発電が行き届いていない場合が多く、未だに魔術を使って火を起こすなどされています。

 最後に、未だ劇中で詳細の語られていない≪ラ・ヴァリオン帝国≫。この国はイクシオラ王国とは正反対に、世界一の科学大国としてのブライドを重んじています。魔術士の数も少なく、わたしたちの世界の生活文化に最も近い国と言えます。

 わたしたちの世界と似ている……

 自動車や列車などといった移動手段、食生活などなど、Ep.8まで読んでいただいていて、異世界ファンタジーのはずなのになんだかわたしたちの住む世界に似ているなぁ……なんて思ったりした方もいらっしゃるかもしれません。今後もお読みいただく際に、その感覚は大切にして頂きたいと思っています。どうして似ているのか 本作は、単なる異世界ファンタジーでは終わりません。

 そして、7月7日(土)に連載開始直前特集、翌週14日(土)から連載開始予定の新作小説『変幻のシンクレイア』。本作とこのシンクレイアを両方読んで頂くと、より一層おもしろく感じて頂けると思います。なんでそんなことを言うのか それはヒミツです( *´艸`)




~ 第4回 ~


 わたしは接客業が好きで、学生時代は某有名ファーストフード店や某有名テーマパークでお仕事をしていました。そんな際に必ず言われるのが、「お客様の立場に立って考える」ということ。簡単に言ってしまえば、「もしも自分が客だったらこうしてほしい、こうしてほしくないと常に考えながら行動する」ということです。これは別に接客業に限った話ではないと思いますが、小説を書いているときにも同じことが言えます。

 『幻想交響世界エクスマキナ』は、とにかく登場人物が多い。まだまだ名前すら登場していないキャラクターがたくさんいます。しかもそれは単なる1話限りのキャラクターではなく、ストーリーに直接関わってくるメインキャラクターたちです。そうなってくると大変なのは、1人1人に個性を持たせること。当ブログで連載している某ガンダム作品の批評の中でよく書いていますが、読者さんが「このキャラ、別にいらなかったんじゃない?」、「あいつとこいつの違いが分からない」などと思うようなキャラクターを登場させても仕方ないのです。

 そこで大切になってくるのが、「その登場人物の立場に立って考える」ということ。すなわち、そのキャラクター1人1人になりきるということが大切なのです。そのためには、キャラクター1人1人が持つ理念や信念、行動理由等々をはっきりさせる必要があります。そうでなければ、そのキャラクターが次にとる行動に説得力を持たせることができず、読者さんが感情移入できなくなってしまいます。

 これがなかなか骨の折れる作業。しかし、それを怠っては、人間ドラマではなくなってしまうんですよね。




~ 第4回  魔術 ~


 アスガルドにおける≪魔術≫とは、アニマを変化させることによって様々な現象を意図的に発生させる技術のことです。

 本来の魔術は、自己の体内にあるアニマを意図的に変化させ、体外に放出する技術ですが、アルシスは自己の体内にアニマを持っていないので、本来の魔術を使用することができません。そこで、アルシスは各属性を司る≪精霊≫と契約をし、各精霊からアニマの供給を受けることによって魔術を使うことができるようになるのです。そのため、アルシスが魔術を使うためには様々な制約がかかってきます。

 まず、精霊とアニマ供給に関する契約を締結しなければなりません。精霊も生き物ですから、そのアルシスの技量を見極め、契約をするに足りる者であるかどうかを判断します。つまり、誰でも精霊と契約できるわけではないのです。

 次に、魔術を実際に使用するためには、契約の証となるアニマ輝石≪契約石≫を契約ごとに携帯しておかなければならず、更に魔術ごとに異なる呪文(契約文)を詠唱しなければなりません。

 また、供給されるアニマには限界があります。一方、魔術の威力や規模は必要とされるアニマと比例します。したがって、どんなに優秀な魔術士であっても、使用することのできない魔術があるのです。それらは≪古代魔術≫と呼ばれています。

 アニマは、火・水・風・土・光・闇の各属性に変化することができるほか、空間跳躍や結界の展開、時間の操作などといった属性と関係のない現象に干渉させることも可能です。しかし、アニマを持たないアルシスは、各属性の化身である精霊の力を借りなければならないため、属性と関係のない現象を引き起こすことができません。

 魔術は、大きく分けて、火・水・風・土に関する現象を引き起こす≪元素術≫と、光・闇に関する現象を引き起こす≪天冥術≫、そして時間や空間に干渉する≪時空術≫に分類することができます。元素術を操る魔術士を≪元素術士≫、天冥術を操る魔術士を≪天冥術士≫といい、時空術を操ることのできるアルシスはいません。なお、元素術と天冥術は性質が大きく異なり、教育機関も分かれているため、元素術と天冥術を両方使いこなせる者は世界に数人しかいないと言われています。




 ステラと共に王国親衛隊隊長バラックから呼び出されるレイとクラウ。クラウは、ステラがバラックやクレメンスに対してみせた対応をみて、その心の内を感じ取る。そして、クラウ自身も自分にできることを探し始めようと決意し、満月が浮かぶ夜道をわたるが……。




各話のタイトルロゴを変更したのに伴い
次回予告のロゴも変更してみました。

前のはどうもしっくりいってなかったんですけど
これなら自分でも満足いってます( ´∀`)

オシャンティーでしょ