『また明日とか!』 -6ページ目

『また明日とか!』

エロゲのレビューを書こう、そう思っていた時期が私にもありました

40点

前編・後編ともに2000円で合わせて4000円というフルプライスゥゥ・・・・・安すぎワロツァ・・・・・・・・・




―――プレイ後―――

5時間ぐらいで終わったんだけど何これ・・・・・・・・・・・4000円高すぎワロツァ・・・・・・・・・・・・・・・・・



アニメ化までされた『グリザイアの果実』のFDということなのですが、これぞまさに「ファン」ディスクって感じだよね! 

だってファン以外の人、果実未プレイ者がこのゲームに“何か”を期待してプレイしたとするとディスクを思いっきり地面に叩きつけると思うもん!


ていうかシナリオ薄いし、テキトーな作りだし、特に「これが書きたい!」ってことも全然ないんですけど

あと僕がアニメとか小説とか美少女ゲーム等の創作物で大嫌いな展開「記憶消去」があったので批評空間方式に則りこの点数にさせていただきました、、、



・『グリザイアの果実』が好きな人しかやってはいけない
(あくまでファンディスクだから、というかいきなりFDから購入する奇特な方はいないと思いますが、、、)

・掛け合いを期待してはいけない
(前編ではそれなりに笑えたのですが、後編ではもうファンディスクですらなくなって…)
一姫とみちるが魔法少女ということで二人がメインで物語を引っ張っていくため、それ以外のキャラが置き去りにされています 個人的に麻子とかJBとか幸とかマキナとか含めた全員での掛け合いが見たかったのに、魔法少女という設定で蹂躙されてしまっています。


・風見雄二がただのウザい奴
(平行世界設定なので、色んなキャラの背景が異なっています、雄二もその一人で病院で寝込んでる肉体も精神も幼いただのクソガキ)


あとシナリオについてですが、なんかもう記述するのもアホらしい。。。魔法少女ものなのですが、基本的に数クリックで終わる薄い戦闘描写、、、
妙にシリアスっぽい雰囲気を出したりするのが浮いちゃってるし、オチも魔法少女ではなく、人間として一姫と友達になりたいとか言って記憶消去してハッピーエンドとかなんだそりゃああああああ



これだったら平行世界とかじゃなく、果実と世界観をくっつけたまま本編では見られなかった日常パートを延々と見ていたかったな・・・


あと軍人エロゲーマーのバッジの約束はどうした! 
55点

うーん…。微妙です、、、
俺の中でゆずソフト三大原則「記憶消去」「別離」「サブヒロインがメインヒロイン」という印象が完膚なきまでについた。

あとこのゲーム、感動とか奇跡とか安いYO!まさにバーゲンセールって感じだ。

ゲームの構成でキャラクター重視で成り立っているゲームのことを「キャラゲー」と呼称されていて、絶対的にゆずソフトさんはキャラゲーメーカーに分類されていると思うんですが、、、
本作品ではこのボリュームで「無駄に」シリアスを入れちゃったのがこういう評価になった原因なんですよね。。。

いやー厳しいよ、、、確かに棘なり毒なり山場を作るために入れたいという気持ちもわかるけど、それだったらイチャラブとかカタルシスのためにもう少しテキスト量を増やしたほうがよかったかもしんない

別にそれ自体が丸っきり駄目ってわけでもなくて、変に後付けしたような無駄シリアスが不必要なんだよね…。
(個人的にはわざわざ落とす必要はないと思うけど)

あくまでも「キャラゲー」なんだからキャラクターの役を立たせるようなシナリオじゃなければいけないし、確かにゲームというものには毒なり薬なり必要不可欠なのだけれど、キャラゲーであるという大前提を忘却の彼方へ飛ばしてはいけない

あと、今作品には
「ここでヒロインAを攻略したら、ヒロインBやCの抱えている悩みや不安はどうなるんだろう」という思いをかなり強度にさせられるんですけど

これのせいで個別ルートはずっと行き場のない鬱憤を抱えたままプレイすることになります…

シナリオは
魔法モノ+学園モノという認識なんだけど、基本的に「魔法少女リリカル☆なのは」や『魔法少女まどか☆マギカ』のように火力ぶっ放して有象無象を視界範囲全体の限り燃やし尽くすみたいな感じではない

おおまかに説明すると魔女と呼ばれる存在はドラゴンボール的なアレを収集していて7つ揃うと願いが叶うというアレがアレでアレな話です。
その魔女になるためにはアルプと呼ばれる存在(まどかマギカでいうQB)と契約をしてそれで不定期的に「発情」したり、常時「女装をしてはいけない」という対価を与えられます。
DARKER THAN BLACKかな?
その願いという渇望が大きければ大きくなるほど支払う対価も比例して大きくなります。



で(ここから完全なネタバレ入ります)






ここからが本題で一度契約した願いはもう二度と覆せなくて、メインヒロインである綾地寧々が願っている渇望というのが「父と母の離婚をなくして、過去に戻りたい」というモノ。


綾地寧々「ドラゴンボール七つ集まりました! これで離婚をなくすことができます!」

アルプ 「過去に戻るっていうことは現在のα世界腺からβ世界腺にタイムリープするということ、つまりαの時間軸に存在する人間の記憶から綾地寧々の記憶が消えるということです!」

綾地寧々「ナ、ナンダッテー! じゃあ、付き合っている主人公の記憶も消えるってこと  -?」

アルプ「そうだ! そして一度願った渇望はもう覆せない! だけど主人公の心の欠片(記憶)をα世界戦からβ世界戦に持ち込み、それを主人公に撃ちこめばなんとかなるかも!」



綾地寧々「わかりました! そしてβ世界戦にタイムリープしました! うわっ! 私ょぅι゛ょです! つーかババアとジジイ離婚はしていないけど、仲悪ィ! こんなことになるなら願うんじゃなかったー!」


綾地寧々「やっと高校生になりました! 主人公に邂逅して記憶を与えましょう!」



そして主人公と出会い、何回かHして、終了―――。



ぼく「( ;∀;)イイハナシダナー」



・・・


・・・・……



・・・…………




これ本当にいい話か? α世界線はどうなったのよ?


え? だってさ、主人公と寧々の記憶はβ世界線に移行したわけで、α世界線は全員記憶がないわけだろ? αの時間軸でも寧々と出会う描写が「一応」あったんだけど、特に語られず…。


あとさぁ…、β世界線に主人公の記憶だけ持って行くって何なの? オカルト研究部の部員、ましてや文化祭の準備を共に行ったり、仲良く雑談したり、一緒に勉強したかけがえのない友達だろ? 友達の記憶は持って行かないの? 何なのこれ意味が分からんわ…。 


しかもこの綾地寧々の渇望の何が最悪かって、他の個別√ではまったく語られないし、目的が達成されずにゲームが終わるから後味がスゲー悪い。


主人公が綾地寧々以外の子とくっついている時にも問題は進行しているし、いつか記憶から消えるんだぜ・・・? 確定事項だぜ!? そんな状態で他の個別ルート楽しめないんですけど…。

唯一プレイしていて特にストレスが感じなかったの共通パートだけなんですけど・・・しかも殆ど体験版部分…。CVが桐谷華とかもうそんなどうでもいい…




一応個別√評でも書いておきます…。
綾地はもう先程記述したのが感想の全てなので省略します。


・因幡めぐる(CV:遥そら)

ビッチ枠
三度の飯より乙女ゲーが大好きな彼女は魔法に精通していないので、無理矢理そういった関係に捩じ込んだシナリオ。
いや、昔の友達に魔法で病気を治してもらったとかそういうのいいから…。どんだけ世界狭いんだよ…。
つーかこのゲームは設定を生かし切れていないというより、寧ろ設定が毒や癌や足枷になっている、上手く転化もしきれずこの√も終了


・椎葉紬 (CV:黒咲そら)
テンプレ純愛ゲーの構成として
主人公と出会う→恋愛する→恋人成立→問題発生→解決してハッピーエンドという幸福の質量保存の法則が取られているのだが、キャラゲーとは何かを理解していないライターが無駄に問題を大量に発生させるために、イチャラブ要素が少ない。あと、もはや本作のボリュームと設定のために穴の開いている風船に気づかず空気を注入している作業のごとく、膨らみ切れなかったシナリオ。何もかもが可哀そう。
彼女には「女装ができない」という意味の分からない対価があり、願いを叶え契約が終了したあとも「慣れないから」という理由で男装を続けるなんともよく分からない、、、いやあれだけ女の格好ができないことを悔やんでいたのになぜに今更…。


・戸隠憧子 (CV:明科まなさ)

「感動の押し売り!」 「奇跡の安売り!」 「全米が泣いた」

好きなキャッチフレーズを選べ

あるシーンがあるんだけどそこだけ主人公がワン○ースのキ○ガイっぽくて嫌
何が嫌かって守る守るという自分の下らない矜持のために人を振り回す感じが嫌


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
仮屋和奏(CV:小鳥居夕花)

和奏「アタシ、もう1回したいなぁ」
ぼく「え!?」
和奏「キス、もう1回したい」


ぼく「あっ、妊娠させなきゃ」と思わせられたぐらい可愛かったヒロイン




ちょ…・・・何このルート・……和奏可愛過ぎるだろ・・・・・コレ・・・・・・・


読み進めていく(カチカチ)

な、な、な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



しかもシリアスがない・・・・・・・・・・・・・だと・・・・・・・・



好きな女の子がいて、ハッピーエンドがあればそれはとても素敵なことじゃない?


さあ、みんなも一緒に荒ぶってみよう!!
\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>\( ^ヮ゜)>

これを踊れば君もハッピーになれちゃうかも!?                   
   


こ れ が 荒 ぶ る 天 神 乱 漫 の ポ ー ズ だ ! !




和奏は可愛い。



言葉なんて、いらないんだなって思った。究極に近づくほど言葉ってのは陳腐で稚拙で矮小化するものなんだと。僕はモニターに意識させ、彼女に手を伸ばす。でもそれは決して届くわけなんてなくて。そこにあるのは決して相容れることのない障壁があるだけだった。
僕は電子の砂漠で彼女を見て、呟くんすわ
it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。



和奏が可愛い。

ただ、本当にそれだけシナリオなんです。
シリアスがない、

そしてシナリオもサブ扱いのために薄っぺらいし、ボリュームも極端に少ない。
魔法という設定から隔絶されていて、別のゲームをプレイしているようだった。
今までのストレスがどこか遠い彼方へ吹き飛んでいくかのように

こういった感情をなんて言うんだ?
ああ、「型に嵌まる」だ。
女の子に一目ぼれをして、それに即したシナリオがあればそれはもう愛と言わずになんという?


ていうか初めてラッキースケベとかいう俗みたいなイベントで興奮したわwwwwwwwwwwwwwていうかこの√だけフルボイス再生で4周目なんですけどwwwwww


ていうか好きな女の子のためならどんなにシナリオが薄くてもプレイできる、この1√だけ90点です、あと加筆修正して、和奏の多少、俗っぽうところが削ぎ落とせば完璧です。




それにしてもシリアスがなくてよかったー! 
だってこのルートにシリアスがあったら、階段で足を滑らせて傘が首に突き刺さったり、奇妙なバランスで転落死したり、船のスクリューに巻き込まれて死にそうじゃない?


よかった~! このルートにシリアスがなくて! Anotherなら死んでた!
50点
※ネタバレ入ります


ループ+フツーの学園モノ。そういうトンデモSFゲーには過度の期待はかけないように心掛けている。
なぜならループものは途中で既読判定的問題や、主人公の記憶的矛盾が起こったり、なによりシナリオライターが「精神力」というものを舐め腐っているからだ。

尤もそれでも私がループものを購入してしまうのは、理由がある。それは「続きが気になる」からである。なぜループが起こっているんだろう? この代わり映えない光景にいつ変化が訪れるのだろう? どうやって主人公は、この状況を打破するのだろうか? こういった疑問が脳内を埋めプレイ意欲を沸かせてくれるし、ゲームって続きが気になることが重要でどの作品にも言えることなんじゃないんですかね。



ループ能力を有したキャラクターは、何らかの目的を達するために葛藤し、その能力を有効活用しようとすることが多いのだが、本作はそれとまったく異なる。
ループを観測することができる主人公は、宝くじの当選を操作したり、模試で高得点を採ったり、カンニング行為を行ったり、賭博を行ったり、自殺をしたりと…能力を有していなかったらできないようなことを行うのだ。私たちがループ能力を有していたらおそらくそういった類のことを実行するだろう。そういう妄想をしたことはあるが、画面上で表現されているのは初めて目にしたのでなんだか新鮮な気持ちだ。
 
 そして主人公どころかヒロイン全員がループ能力を所持している。
(正確には主人公はループを観測し、そのループになされるがままなだけだが、ヒロインたちは能力を使用することができる)
わりかしフツーの恋愛ものに、「9月2日から9月28日までループすることができる能力」を植え込んだという感じだ。
よくある恋愛ADVでは主人公がヒロインAと付き合ってもなぜかヒロインBやヒロインCやその他大勢のヒロインは嫉妬をしない。確かに好きな人が自分以外の特定の誰かと付き合ったら不快な思いをすると思うし、やるせない気持ちになるだろう。それを唾棄するかのように本作では回想でヒロイン同士で殺し合ったり、罵詈雑言の嵐の掛け合いをする。
ゲームの序盤からヒロインが影で悪口を叩いたり、主人公を交えての三人での登校をする描写がなんだか気まずかったりとこういう箇所はリアルに再現されてて面白かった。
 確かに最初からゲームのヒロイン4~5人ぐらいの全員が全員仲がいいっておかしいもんな。それをくそくらえと唾を吐き捨てるライターの恋愛ADVに対するアンチテーゼ的メッセージが伝わってきた。


それだけにオチの「主人公及びヒロイン全員が悟りを開き、全員で暮らす」とかいう糞みたいな終わり方は残念。
そこだけは残念ながら頂けなかったです。



まとめ
最後までプレイしてみる価値は無きにしも非ず
やってみて損はなかったと僅かながら言える。
あと5億年ボタンの話題が作中に出てきたときはおおっと思わせてくれたのですが、掘り下げがなくてガッカリ。そういった哲学的話は好みなんだけどな。
ループものが芽を咲くことは滅多にないと思うんだけど、これは若干惜しいラインを沿っていたんじゃないんですかね…。