1986年だと私も小学校高学年です。
全校生徒による学習発表会があったので3月の学期末だったか。
わがクラスは体育館で劇を披露することになったのだが
私は風邪で休んでいたのか、いつのまにか役どころが悪役だった。
学校も風邪で休みがちだったのか、セリフも何ももう憶えていないが
ハレー彗星が地球に接近すると。
詳細は分からないが
ハレー彗星が地球に急接近すると
地球上に有毒ガスが発生して、5分間だったか
呼吸困難におちいるそうな。
それを聞きつけた悪どい大富豪が自転車のチューブを大量に買い占め
5分間をそのチューブの空気を吸って生き延びようという劇であって
なぜか私はそのうさんくさい金持ちの役を演じた。
胡散臭いも何も10歳程度の私が演じる訳ですから
その存在感が客席に伝わったかどうか疑問だが
ともかくあまり私の記憶に残っていないということは
劇は成功のうちに終わったのでしょう。
(私の記憶に鮮明に残っているのであれば
大失敗したか、総スカンだったはず)
こうしてハレー彗星が過ぎ去るとともに
傲慢な金持ちの信頼も失墜したという寸劇。
オイルショックにおけるトイレットペーパーの買い占めや
新型コロナのときのマスク買い占めなどもそうだが
デマに流されず、情報を鵜呑みにせず
情報を正しい情報源から入手し、的確な判断を求めたい。
ウィキペディアによると次回のハレー彗星の接近は、
2061年の夏だそうから、ちょうど40年後です。
そのころ私は80代なので多分、
生きていなくて宇宙のちりになっていると思う。