昨日、私たち日本人が
英語をマスターするのに苦労する理由は、
英語でいうアルファベット、
日本語の50音の全てに母音が
含まれているという音の構造に
よるものだという話を書いたのですが、
つまり、そのことによって、
私たちは子音+子音という音を
聞き分けにくいし、
発音しようとすると、
子音の間に母音が入った発音に
なってしまうわけ。
(これらは良く言われていることですね)
また、
「日本人の脳」を読み解いていくと、
この母音が
私たちのメンタリティにも
影響しているという…。
例えば、
日本語には母音だけで成立する言葉がある。
「胃」とか「鵜」とか
「絵」とか「尾」とか…
そのため、どうやら、
私たち日本人は、音を聞いた時に
その音を言語脳側で処理するように
脳がなっているらしい。
(私的には母音だけではなく、
単音だけで意味を持つ言葉が
日本にはたくさんあるのも影響しているかと)
そのため、日本人は
コオロギや鈴虫の声を聞くと、
それらが言語脳側で処理されるため、
何とも言えない何かを感じるのだと。
一方、英語には
母音だけで意味を成す言葉はないので、
音を聞いた時に、
それは非言語側の脳で処理される。
そのため、
音の中に意味を見出すことはないため、
いくら日本人が
「虫の声っていいですね…」
と言っても、
単なる音にしか聞こえない
海外の人達にとっては、
日本人が言っている意味は
理解しがたいし、
不思議ちゃん、日本人になる訳です
そして、私が思うに、
これが日本人は繊細と言われる1つの由縁かと。
なぜなら、音の中に
常に言語的意味合いを見出して
ヒアリングしているから。
そして、
おそらく、この機能が
日本人の高い空気読む能力に
繋がっているのでは?と思うわけです。
何気なく使っている言葉。
その言葉が脳にもたらす影響。
そして、
それによって形成される文化…
明日は、「日本人の脳」から
「あぁ、そうか」と思った、
なぜ、日本人が議論下手なのか
ということについて、
書いてみたいなと思います。
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