午後四の情景一日のうちでもとりわけ好きな時間に一人でぼんやりすると時間がとけていくお湯を沸かしてグラスに注ぐ蜂蜜をたらすとお湯を嫌うようにグラスの底で重なり合うスプーンでゆっくりと根気よくかき混ぜるとまるで最初からそうであったようにとけあって境い目がなくなるレモン汁を垂らしてひと口飲めば時間が消えてなくなった窓の遠くに散歩する人を見つけるまでずっと消えたままだった