白日夢窓を開ければ薄雲の隅から隅までを太陽が照らして明るい真っ白が視界に飛び込むので思わず目を閉じた「お母さん、ゴメン」彼は遠い方の大学を選んで一人暮らしが確定した大学を卒業する兄は就職してもっと遠くで一人暮らしするからこの春二人の息子がそれぞれ家を出ることになる寂しがる母を思ってつい出た言葉だった「いいよ、掃除しに行くから」「うん、来てよ」二人のやり取りを僕は黙って聞くだけだった