小さな嘘オヤスミと言って寝室に消えた1分後ドタドタと階段を下りてリビングにやって来た次男はモミアゲが気になると言うそういう年頃だ電動シェーバーで切っていくけど左右の長さを揃えようと当然のように切り過ぎていく「ちょっと切り過ぎたかな」「いや、いいと思うよ」余計なことを言って不安を煽ったりしているとやがては世の中が歪んでいく正直を飲み込んだ小さな嘘が世界を救うこともある