午後七時半の情景 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

午後七時半


この薄暗さは十数年前に

ボールが見えなくなるまで

息子と遊んだ記憶を呼び起こす


あの頃

なんでもよく知っている

凄いお父さんだった僕は


今では

真面目によく働くけど

稼ぎは半人前のオヤジだ


あの頃を

なんとなく覚えている君は

この先ほとんどを忘れてしまうだろう


だけど僕は

ずっと覚えている為に

時々思い出して

近い記憶に置き換える


いつでも君に話せるように