月を好きだった人 | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

雷をとても怖がる人がいた

どうして人並み以上に怖がるのか

自分でも分からないでいた


海に行って目を瞑り

波の音を聴かないと

波打った心を鎮められない人だった


月がとても好きで

もうすぐあの山の向こうから

出てくると言うと


黙ったままずっとあの山を

見つめている人だった


自分を分からないまま

次々と人を好きになって


やっと出会った

自分とは全く違う感性の人と

幸せになった