僕のスピーカー | 君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

家の奥の奥の隅っこに
隠されたように置かれていた
僕のスピーカー

33年前に買って
ずっと聴き続けていた
僕のスピーカー

君が生まれて
部屋が狭くなるからと
妻に何処かに押しやられていた

君が貰い物のCDラジカセの
モコモコの音で音楽を聴くから

もっといい音で聴かないと
耳にもアーティストにも悪いよと
やっと探し出した
僕のスピーカー

君は音が全然違うと
こんな音も入っていたのかと
驚き喜ぶ

君が喜ぶなら
妻も許してくれるだろう
確かに狭くなったけど