月と朝日と銀杏の夢午前七時半いつもの時間に家を出た「ほら、まだ月が残ってるよ」僕が見上げた空を君も見上げるけど寝ぼけ眼のその瞳に何が映っていたか朝日をはね返す銀杏の木がまぶしくて視線をさらに落とすとアスファルトに散らばった黄色「葉っぱの上はすべるから気を付けて歩きよ」「うん」君も視線を落としたけど瞳には昨日の夢がまだ残っていて足取りは雲の上を歩いているようだった