市民活動センターの自主講座の振り返りや気づき! | ブルーアイランド

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青い空を撮り続けながら、日々の出来事や出会いを通じて気づいたことを掲載するブログです。

(2023年11月FB掲載)

先日、市民活動センターの自主講座で「好きなこと、出来ることを、仕事に活かすための講座」というタイトルで話す機会があり、ふりかえったり、気づきがあったり、という講座になりました。

 

コロナ禍で丸3年ほど対面を避けてきたので、久しぶりに定員20名の前で話す機会を提供して頂いた市民活動センター長の高妻氏には感謝しています。

 

タイトルに「好きなこと、出来ること」という言葉を選んで頂いたことにとても心惹かれて受けてしまいました。

 

福祉の障害者支援に関してもストレングス(強み、長所)を活かした支援が真摯な支援者においては主流になってきましたが、まだまだ健常者と同じように生活できることを目指す支援によって、旧来のできない事に着目して改善を強いるという支援も行われている状況です。

 

強みや長所を活かすことで、意欲など気持ちが前向きになることによる効果は計り知れないと思えます。

私自身、NPO法人を立ち上げた最大の思いは精神障がい者の就労支援に寄与できればという思い(ミッション)だけが強くて、就労支援の事業としての結果が出せない時期が設立後2年間ほどあり、上手くいかない状況の時に奈良のたんぽぽの家の理事長の播磨氏に会う機会があり、話の中で精神科病院のデイケアで絵を教えている講師がインスタントカメラで街に撮りに行くという企画に精神障がい者の方達が楽しく街中を撮ってきたという話を聞いた時に、写真が精神障がい者の支援ツールになるのだということに気づかせてもらい、写真ワークショップを実施することになった次第です。

 

法人としての課題解決の事業を実施するのに何を持って支援していくかというときについ思いに引きずられますが、冷静に自分や自分達の強みを活かして支援することによって納得のいく支援ができ、問題が起きたときに即対処できることを写真ワークによる支援を実践して感じた次第です。

 

また、写真ワークによって、当事者の方達に対しての効果もあるのを実践しながら得ることになりました。

人の視線が気になって野外に出られないという方が、カメラを持っていることで見られるより見ることに集中することで、視線を気にせず街中を歩けるということ。

 

人に話しかけられることで不安になる方には、カメラを持っていることで優しく話しかけられることで、不安な気持ちがなくなって返答したり、公園で子供を撮りたくてお母さんに話しかけたりできるようになったという方もいました。

 

このように精神障がい者の方達の地域生活における生き辛さを如何に改善する支援ができるか、NPO法人としての課題解決につながる支援を継続的に実施することが大事と思えます。

 

今思いますが、就労支援を事業として始めるのであれば、携わる人材や運営資金を如何に集めるかが大事で、ミッションとマネージメントを担う有能な人材がいることが結果を出せる道だと思います。

 

人材としては、プロボノとして社会貢献活動を推奨している企業もあり、そのようなスキルを持った人材とタッグを組んで事業に取り組むことも可能な社会になってきてもいるので、NPO法人としてスキルを持った人材と如何にタッグを組んで社会的課題解決に取り組んでいくか、が課題だと思います。