市議の嶋田喜代子氏の一般質問「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」! | ブルーアイランド

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(2022年9月8日FBに記載)

9月12日の市議会において、市議会議員の嶋田喜代子氏が質問される中に「障害について」という項目に「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」について一般質問されるのでお知らせします。

 

議会において精神障がい者の課題を質問する積極的な議員を見る機会はあまりありませんが、今回、嶋田市議が精神以外の障がい者の方達の地域支援が進んでいる中、精神障がい者の地域支援が遅れていることについて、国の施策である「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」が現実に活用されているのか、担当課に質問するということです。

 

精神障がい者の地域での支援が遅れている要因には、社会的な偏見による家族の閉鎖性や精神独特の医療と福祉が関わっていることで、お互い連携して支えることが必修なのですが、その連携が上手く機能していないことも要因です。

全国に現在400万人(30人に1人)ほどの精神疾患者がいて、年々増加している現状の中で、特に気分障害(躁うつを含む)が増加している現状です。

 

現代は、仕事において効率や成果を求められることや子育てやコロナ禍や経済的困窮によってメンタルにストレスが過剰に掛かってしまう社会であることで、誰もが精神疾患に罹患する社会で生きている現状を理解し予防することが求められています。

 

そのような現状を踏まえて、国が施策として「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」という精神疾患者の地域での支援を充実させることを柱にした施策として推進しています。

 

特に以下のポイントが重要だと記載されています。

・地域住民の理解増進:すべての人が生きやすい社会を形成するうえでは、地域住民の精神障害者に対する理解が必要不可欠です。障害や年齢、性別、その他様々な要因による差別や偏見を解消していくことが重要です。

・精神障害者本人の希望・ニーズ:精神障害者本人を中心として支援の輪をつくりあげることが、最も基本的な視点になります。本人の希望やニーズを引き出し、そのうえで一人ひとりに応じた支援が形成されていくことが大切です。

・支援者間のネットワークによる協働:地域の基盤整備を進めるうえで、基本となる資源は既存のネットワークです。今ある連携体制の促進と新たな形成が求められます。

・精神医療の役割:症状のゆらぎがあることが、精神障害の特徴のひとつでも あり、医療の適切な介入及び継続的な関わりが、地域における安心して継続した暮らしを実現するうえでは必要不可欠です。

 

国の施策を活用して、宮崎市で医療・福祉の多職種の専門職が連携して力を発揮することで地域支援を充実させ、当事者自身がピアサポートにおいてお互いを理解し支える力を身に付けることで、地域生活に不安があっても支える仲間がいることが不安解消になるピアサポート活動を推進することで、リカバリーにも効果があらわれています。

 

施策の中に「ピアサポートの活用に係る事業」が組み込まれていることに注目して具体的なピアサポーター養成講座などについて質問されます。

 

市としての取り組みや市民への普及啓発など具体的な質問をして、明確な課題に実効性のある返答がある議会質問になることを願っています。

 

嶋田市議の議会質問日時は、9月12日の11時からです。

コロナ禍で傍聴を控えたい方には、宮崎市議会のライブ中継で観れます。

https://smart.discussvision.net/.../Web.../rd/council_1.html