歴史の話:名前「諱」(2) | youkiさんのブログ

youkiさんのブログ

ブログの説明を入力します。

さて。「諱(いみな)」 とは「忌み名」に通じ。「死者の生前の本名」と言うことになります。「死者の本名」を呼ぶことを「忌む」=「避ける」訳です。

転じて。「本名」を呼ぶことを「避ける」様になります。

「本名」には霊的な力がある為。つまりは。「本名」を知られると言うことは。その相手に。霊的に「服従」することになる訳で。「呪術」等にも通じる。
古代から「名前」は大事に。大事にされて来た訳です。

例えば。小説等で織田信長を呼ぶ際に「信長様」なんて場合がありますが。実際に臣下がそう呼んだとしたら殺されても仕方ないほどの「不敬」になります。

本名を呼んでも良いのは。主君・両親辺りでしょうが。実際には。本名を呼ばずに「通称」で呼んでおります。

信長を例とするなら。秀吉の事は「藤吉郎」とか。「筑前」とか。「サル」なんてのも実際にはあったかもしれませんが……。
それでも本名を呼び捨てにすることは。まず。基本的には無かったものと思われます。

古代から続く「忌み名」。。次は中国に話を移します。