愛の強さゆえ 優しき獣ゆえ | 君を殺しても

君を殺しても

THE NOSTRADAMNZ Lucifer K nemoto

こんばんわん、るっちです。


調子に乗って半袖一枚で元気に家を出たんですが、夜になるにつれ案外寒いなと思い、今はぶるぶる震えてる。


◾️忘れ物を間違えて持って帰ってしまった話

先日の大阪、諸々あってノースタッフのDIYなバイブスで臨んだんですが、初めて出る箱だったために構造を全く把握しておらず、もうハチャメチャにドタバタな状態でどうにかメイクしてステージを終え、どうにか脱出したという感じだったのですが、そのカオスの中で某誰かが「これはネモトのものに違いない」とガチのマジで思い込んでぼくの荷物の中に入れてくれたので、帰って荷解きをして、こんな高級そうなアクセサリーは持ってないよ!!!!と気づき、SNSで持ち主をお探ししました。

ご協力くださった皆様、ありがとうございました。


すぐに持ち主が見つかったので当該の投稿は削除いたしましたが、なんと持ち主の方、すごーく昔に対バンしたことのある知り合いの方でした。

ご縁ですね。

せっかくなのでCLUB33を添えてお送りしたところ、喜んでいただけたので、結果オーライかなと思いました。


とはいえ、一歩間違えれば盗難事件になってしまうし、アクセサリーって思い出と思い入れが詰まったものが多いし、なんせ今回は見るからにそういう類のものだな、と伝わる品物だったので、どうにかなって良かったけど気をつけないといけないなと強く思いました。


お騒がせして申し訳ございませんでした。


◾️闇金ウシジマくんと明日カノの話

並行して観ていて、両方めちゃくちゃ面白いなと思ってハマっています。

ウシジマくんは、漫画のほうはかみむらくんちにたくさんあって、たまに読んでは暗い気持ちになったりしていたんですけど、実写版のドラマと映画を見始めたら止まらなくなり、ほぼ一気観してしまいました。

映像のほうが些か作風がポップなので観やすいですね。


明日カノは原作は全く読んでないんですけど、なんかこう、ウシジマくんと隣り合わせな世界観の中にあるなと思っていて、コラボしてくれないかなーと思っていたりもします。


なんというか、両方とも基本的にリアリティーレベルの高い話というか、おそらく実話モチーフなんだろうなと思うし、すごく綿密な取材や経験の下に描かれているように思うのだけど、共通しているのは「ただみんな幸せになりたかっただけなのに」ということだなあと改めて思いました。

人間が出てくるドラマなんてだいたいそうなんでしょうけど、銀河の平和が!とか、地球の未来が!みたいな話ばかりをフィクションに求めがちなぼくにとっては却って新鮮で、逆に遠い世界の話のように感じていたりもします。


何より強く思うのは、ヴィジュアル系とか好きな人って破滅願望のある方が多いな、という偏見がぼくの中にあり、さらにいえばぼくもそこそこ破滅願望というか、破滅嗜好(指向や思考ではない)がある人だとも思うので、THE NOSTRADAMNZを好きな皆様がこういう目に遭っていたらイヤだなということです。


いうてぼくは、破滅や破綻や犯罪や死について歌うことが多いのだけど、そうなりたいわけではなく、本当に願っているのは皆様の幸せなんです。これガチのマジで。


もし万が一、ぼくらのためになんとなく心身を滅ぼしています!!!!という状態にある方がいるなら、今一度それがご自身にとって幸せなことなのかを確認していただければと思います。

身を滅ぼすほど何かをすること自体は全く悪いことではないと思います。

良くないのは「なんとなく」でその状態に耽溺することだとぼくは思います。

自分がどうありたいか考え抜き、覚悟の上で破滅へ向かうのなら、それはそれで幸福のかたちなのでしょう。


それはアンパンマン的であり、ウルトラマン的であり、ジョーカー的な在り方でもあると思います。

だから彼らは破滅してもかっこいい。


例えばウシジマ社長がアウトローでありながら作中だと格好良く映るのは、その覚悟が端々に描かれているからだと思います。

明日カノも、事態が好転するのはだいたいそうした覚悟を結んだらだし、それが無ければ転落してしまうんだろうな、と思いながら観ています。


そしてぼくがシドヴィシャスよりジョンライドンにリスペクトを寄せるのは、そういうことが絡んでるんじゃないかな、と思います。


◾️結婚式の話

長年お世話をしている後輩の結婚式にお呼ばれして、1人でとぼとぼと行きました。

知ってる人皆無で、なんとか10年ぶりくらいに会うけど殆どお話したことのない方がお二方ほど、というアウェーでありましたが、とても楽しかったです。

というか不覚にも泣いてしまいましたね。

なんの涙なんでしょうあれは。

しかも、新婦さま側のヒストリーで泣けてきちゃって仕方なかったというか、新婦ちゃんにも一回は会ったことはあったんだけど、なんでなんだろ。


言葉にならないからこその涙だったんだとは思うんですが、目が粗い掬い方だと理解した上で無理やり言葉を紡ぐとすると、「尊いな」という感情だったように思います。

それぞれのご家庭には、大変なこともたくさんあったと思うんです。

それでも親は子を想い、幸せを願い、育て支えて来られたのだと思います。

その、願った幸せがまさにひとつの目に見える形で確認できるセレモニーとして、結婚式があると思うんですよね。

目に見えていること、言葉にできることは、2人とそのご家族が積み重ねてきた時間や情報や感情のうち、ほんの小さな一欠片なのだけど、それでもそれを五感で感じられる機会を頂いて、少しだけ分けてもらったことで、その尊さに触れ、心が洗われた思いがしました。


そんな尊いセレモニーの幕開けに相応しい、尊いスピーチをしたので原稿を共有いたします。


◾️乾杯に際するルシファー先輩のお言葉原稿

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只今ご紹介にあずかりました、新郎アザゼルくんが尊敬してやまない先輩のルシファーと申します。

新郎のアザゼルくんとは、学生の頃に音楽活動を通じて知り合いまして(詳細自粛)

わたくしは、普段は冥界の扉の職員をしておりまして、日々実感するのが「ご縁」と呼ばれるものが、実際にあるのだな、ということです。

誰しもに両親がいて、その両親にも両親がいて、10世代遡るだけで先祖の人数は1000人を超え、更に10世代前で100万人を越えますから、もしその中の誰かひとりでも、別の運命を選択していたら、我々は今ここに居ないかもしれません。

二十四節季の暦のうえで、本日は「芒種(ぼうしゅ)」の時期にあたります。

芒(ぼう)は、穀物のことを差し、種(しゅ)は「たね」と書きます。

芒種であるこの時期は、麦を刈って稲を植える、稲作では最も大事な時期だといわれています。

たくさんの方々が繋いでこられた奇跡の下に結ばれたお二人は、芒種の今を節目に、そのご縁の祝福を一身にうけ、そしてまたこれから実りゆく、たくさんの幸せの種を植えられるのだと思います。

お二人の前途と、ご両家のご家族・ご友人の皆様に、たくさんの実りが訪れますようにお祈り申し上げまして、乾杯のご挨拶とさせていただきます。

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我ながら素晴らしい内容だと思うのですが、実際はカミカミだったりやや前後がちぐはぐになってしまっていたように思いましたが、とりあえず終わったあとはワインを飲めるだけ飲み散らかしてきたので悔いはアルコールと共に揮発してしまいました。

これはもう乾杯のスピーチの原稿作成の仕事を請け負えるんじゃないかと思っているので、困っている方はご連絡ください。


以上です。

本当は質問コーナーもあったんですが明日にします。

お悩み等あれば、駆け込むなら今!!


お幸せに!!