続きまして、ドラゴンボールのトランクスの存在を通して感じたことについて書きます。
初出は、悟空さが超サイヤ人に覚醒してフリーザさんを倒して地球に戻ってくる頃、謎の美少年として登場しました。
チンタラチンタラくそ長えフリーザ編を乗り越えて、みんなのヒーロー悟空さが、やっと伝説の超サイヤ人に目覚めて、やっぱり悟空さが最強だ!!!と思っていたのは、子供の頃のぼくらでした。
ほんとにやっっと倒したはずのフリーザは、なんとサイボーグ化されて悟空さに復讐に来るのだけど、トランクスはいきなり超サイヤ人になって、フリーザを一刀両断します。
悟空があんなに苦労した敵なのに!!こいつめっちゃつおいぞ!!!!!という感じだったと記憶しています。
このトランクスは、主人公 悟空のライバルでありサイヤ人の王子であるベジータさんの息子さんです。
劇中のメインの時間軸では赤ん坊だったのですが、来たる恐ろしい運命を変えるために、タイムマシンで未来からやってきたのです。
なので、劇中にはふたりのトランクスが登場します。
ふたりそれぞれをぼくの独断と偏見で簡単に紹介します。
◼️未来トランクス
上の画像にある、謎の戦士として登場したトランクスですね。
子供の頃は、ドラゴンボールのキャラクターでいちばん好きだった気がします。
彼のいる未来では、悟空は心臓病で死んでしまっており、他の戦士たちも、悟空の息子・悟飯を除いては、凶悪な人造人間に殺されてしまっています。
サイヤ人の血を引くふたりは師弟関係となって、人造人間に打ち勝とうと頑張っていました。
未来のディストピア世界で奮闘する2人が、本編とはひと味もふた味も違う魅力を放っています。
未来悟飯さんは人造人間に敗れて死んでしまいます。
そしてその悲しみと怒りでトランクスも超サイヤ人に目覚めます。
その後、母親であり天才科学者であるブルマさんが開発したタイムマシンに乗って、劇中本編の時間軸へやってきて、悟空に心臓病の薬を届け、未来の世界を救おうとするのです。
そこで、悟空や、亡き父ベジータや、師匠である悟飯の少年時代と出会い、共に人造人間やセルと闘う中でとても強くなります。
とはいえ、トランクスのいた未来と本編の現代は分岐した世界線上にあるため、未来に戻ってみても歴史は変わっていませんでした。
それでも、人造人間を遥かに上回る実力をつけたトランクスは、独りで人造人間たちとセルを倒します。
未来トランクスは、非常に礼儀正しく、謙虚で、誰にでも敬語で話すような知的な青年です。
ちなみに未来悟飯も、勉強して学者になった本編の悟飯とは違って、甘さのない、凛々しく逞しい戦士として描かれています。
悟空やバーダックにも近い雰囲気がありますな。
◼️現代トランクス
こちらは、悟空もベジータも生きている、本編の時間軸のトランクスくん。
悟空さのとこの次男坊で悟飯くんの弟、悟天くんとは兄弟のように仲良し。
性格は、ベジータの影響を受けつつ、周りに守ってくれる強い大人がたくさんいて、お金持ちのボンボン息子として育ったせいか、プライドが高くて根はいいヤツなんだけど態度は生意気で傲慢です。
敬語とかあまり使わないタイプ。
悟天くんにはいつもマウントをとっています。
ちなみに、近年無かったことにされがちな続編のドラゴンボールGTではこの現代トランクスが青年に成長し、スターティングメンバーに選ばれてましたね。
こっちは成長して、若くして大企業の社長になってしまった境遇もあり、ドジ感は残っているものの、未来トランクスを彷彿とさせる礼儀正しい雰囲気があります。
基本的には同じ人なんだもんなあ、という感じです。
ぼくはドラゴンボールGT好きですけどね。
超リアルタイム世代のくせに中盤以降はあまり見なかったけど。
ただ、最終話と後日談のスペシャルは、ドラゴンボールと共に育った世代には涙無しに観られない
名作だと思います。
話がそれましたが、近年、このふたりのトランクスはドラゴンボール超で出会うことになります。
相変わらず未来世界は諸事情でディストピアになっており、ふたたび力を借りに現代に来て、セル編の頃はまだ赤ん坊だった少年トランクスと対話をします。
未来トランクスは、少年トランクスと街を眺めながら、キミと俺が観ている世界は、とても似ているようで、少しずつ全然違うんだ、みたいな話をします。
同じ人物なのに、もう1人の自分が過酷な境遇にあることを理解した少年トランクスは、去る未来トランクスに対して、がんばれー!がんばれ俺ー!!と力一杯のエールを送ります。
もちろんぼくはここで号泣なんですが、ぼくはこれを観て「選択しなかった過去」について想いを巡らせることになりました。
今これを書いているぼくも、読んでいるあなたも、生まれる前から今この瞬間まで、今この瞬間に向かう時間の選択を、気の遠くなるくらい多くのパターンの中から、なんだかんだ選び出してきたからこそ、今そこに、そのようにあるわけなのです。
あのときああしていたら、こうしていたら、今頃どうなっていただろう、と思うことが、多分誰にでもたくさんあるんじゃなかろうかと思うのです。
少なくともぼくには大小たくさん思い当たります。
もしかしたら、今頃結婚して子供がいたかもしれないとか、今頃世界を股にかけるロックスターだったかもしれないとか、むしろ音楽やってなくて絵とか小説とか書いてたかもしれないとか、はたまたホームレスだったかもしれないたとか、或いは死んでいたかもしれないとか。
ほんの少しでも何かが違ったら、THE NOSTRADAMNZは無かったかもしれないし、あなたはぼくに出会ってないかもしれない。
だから、今この瞬間の全てが奇跡なんだと思います。
なんもしてないように見えて、あなたがいまこの文章を読んで、眠いと思っていたり、何かを感じてくれてたりすることは、いずれにせよ奇跡。
ぼくはそれをとても尊いものだと思いました。
今が幸せだと思うならば、ここまでの連なりに感謝しつつ、その幸せを手放さないように、もしくはもっと大きなものになるように、一瞬一瞬の未来を選択していってほしい。
今が不幸だと思うならば、いつか振り返ったときに感謝できるような、幸せだと思える未来になるように、一瞬一瞬の未来を選択していってほしい。
もちろん、周りの状況とか、環境とか、境遇とか、人間関係とか、世界情勢とか、押し潰されそうになるような、どうにもならないことのほうが圧倒的に多いと思います。
でも、少なくともあなたがこの文章を読める状態にある人なら、自分で選択できる事柄も必ずあると思うんです。
行き止まりではないと思うんです。
幸せのカギは持ってるはずだと思います。
だから、どうあれ生きていってほしいよ。
生きて幸せになってほしい。
幸せなオモイデに囲まれて死んでいってほしい。
もうダメかもと思ったそのときに、ふと流れてきて、何らかの役に立てる音楽をつくりたいです。
そう思ったり思わなかったりしながら作った楽曲が、なんとCDになって売られることになりました。
両A面と書いてダブルエーサイドマキシシングルと読ませたいのですが、12/10に発売予定でございます。
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3曲入り 1,500円(tax in)
[収録曲]
1. 原罪論
2. 星のしっぽ
3. いっつ・おーらい!
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伴いまして、レコ発イベントも開催いたします。
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THE NOSTRADAMNZ New singleレコ発3man gig
It’s a small world's end vol.09
〜池袋人権宣言〜
2019.12.10(火)池袋手刀
18:00 / 18:30
3,500 / 4,000(D別)
[出演]
THE NOSTRADAMNZ / Mr. ChickenHat Timers / マツタケワークス
[入場]
e+→当日券
10/26(土)〜 販売開始!
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良い話だと思ってたら宣伝だった?
ちがうよ、選択して間違いない未来をひとつ、ご提案差し上げただけですよ。









