「空白を満たしなさい」とカサンドラ自助会 | 一人暮らしアラフォー女子のうつ病闘病記

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一人暮らし、アラフォー、うつ病持ちの闘病日記です。ASD元夫と離婚。精神疾患、カサンドラ仲間がほしいです。
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先週から、

「空白を満たしなさい」という

ドラマを観ています。


うつ病者が観ていいものではないです。。


とても深刻です。


会社の屋上から転落死した主人公が

3年後に「復生者」として生き返り、

自分がなぜ死んでしまったのか、

空白になった記憶を取り戻そうとする

というお話しです。


愛する家族がいて、仕事も充実して、

自殺などするはずがない、殺された、

と思い調べる主人公ですが、

実際は知らず知らずうつ病になり、

うつ病の自分が健常の自分を殺した、

というのが真相のようです。


うつ病の希死念慮がかなりリアルに

描かれていて、

ああ〜、希死念慮が起こるときって、

こんな感じなんだよね…

と感じます。


原作者の平野啓一郎も、

演じている柄本佑、阿部サダヲも

描写力はとても素晴らしいのですが、

精神疾患を抱えている方には

あまりオススメできません…

(ならなぜブログに書く笑笑)


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昨日は、月に1度参加している

カサンドラの自助会で、

講師を務めました。


自分自身の過去の経歴と、

HSPについて調べたこと、

障がいの社会モデルについて、

そしてHSPのセルフケアと

合理的配慮に向けての方法について、

今考えていることを

お話しさせていただきました。


自分自身が、HSPと愛着障害を抱え、

3歳からずっと生きづらかったことから、

これから先の人生の一部分を、

HSP、愛着障害、発達障害、カサンドラ、

ギフテッド、精神疾患などなど、

先天的特性や生育歴の中で

生きづらさを抱えた人たちを

包括的に支援し、

自立できるようにするために

どのような社会のあり方が望ましいか、

ということを考え、発信していくことに

費やしたいと思っています。


わたしのライフワークとしては

もうひとつ、

有形文化財としての古典籍資料、

無形文化財としての古典文学作品、

短歌・俳句などの短詩型文学など、

長い時間をかけて継承されてきた

日本の文化財を

次世代に残していくことの重要性を

理解して将来の社会を作ってくれる

子どもたちを育てる、

ということがあります。


文化財保護に関わりたいという思いは

高校生から持っていて、

和歌への傾倒は小学生の頃から。

これはわたしの生きる意味になっている

ものなのですが、

そこに今、もうひとつ、

特別支援教育および

インクルーシブな社会を作るための

発信ということが加わりました。


ライフワークはひとつでなければならない、

などということはないですし、

「自立とは依存先を増やすこと」

とも言います。

居場所を複数持つことは大切なことだと

思っています。


そして、わたしの活動の

根源的なモチベーションとして、

一緒に活動している人たちが好きで、

その人たちと一緒にいたいから

その活動に参加している、

ということがあります。


職場外で関わっている、

文化財(古典文学)関連の活動についても

(今はうつ病でおやすみ中なのですが…)、

「なぜ仕事外でまでその活動をするの?」

と聞かれたら、

「このグループの人たちが好きだから」

「この人たちと一緒にいたいから」

と答えていました。


相手は怪訝そうな顔をしますけどね。

うちの業界で、そんな理由で

仕事外のグループ活動をする人は

(少なくとも聞かれてそう答える人は)

他にいないと思います。


長い間、わたしは人と関わるより、

資料と向き合うほうが好きな人だ、

と思っていましたが、

本当は人が好きなんだと思います。


ただ、一般社会では、

わたしと理解し合えて、

わたしが好きになれる人が少なかったので、

人間嫌いなんだと思い込んでしまった

だけなんだと思います。


わたしは、

わたしが好きになれる人たちと

一緒に活動できることが喜びです。


この新しい活動が、長く続きますように。