マグロ復元ショー -39ページ目

ホチキス俳句の『句会』に参加してきたよ

今!ライトなヤング層に静かなブームということで、ウチの社員たちと3人で「句会」に行ってきたョ!



えー!ナニ句会ってー


小難しソー


詠むのはいいけどー、筆とか書道とかハードルが高いしー



そんな人にオススメなのが…


『ホッチキス俳句』!!


らしいです



今回一緒に行ったのが


社のカメラマンのワタナベ(34才)と


女子社員のヤマモト(27才・あくまで入社時に提出の履歴書上では)


の2人


このヤマモトというのは


「こう見えて、ピッチピチの20代よ!」


とか言い回しがババ臭いので、この年齢は怪しいと、みんなに思われている人物で


「今どきピッチピチって…ヤマモトさん、ホントは30どころか、もうアラフォーなんじゃないの?」

と言うと


「ギリ20代ですよ〜って、ちょいちょいちょーい!


女性に年齢を言わせないで下さいよ〜、それってセクハラ〜


アタシは、正真正銘の真剣20代しゃべり場チョベリバ!」


とか色々言ってくるので、20代ではない、と思われる



「ギリ」って言っちゃうってことは

確実に29才か、それ以上、だと思うのだが…




それはさておき

句会が開かれているという公民館にやって来たら

会場に入ってびっくり


「ええーっ!これみんな、ホッチキス句会⁉︎」


老若男女、下は幼稚園生から爺ちゃん婆ちゃんまで


学校の教室2つ分くらいのスペースにギッシリの人達が、みんなホチキスパチパチ


「これは、静かなどころか、なかなかのブームかもしれませんよ!今日の体験レポートは当たりですね!


アタシこういうの、本格的に流行る前に、アタシは目を付けてた手を着けてたーって言いたいクチなんですー!」


ヤマモトが騒ぎ出した


「ホッチキス女子とか、なったらどうしよー!


『女子旅・ホチキス京都3人俳諧旅行』


みたいな企画ありそー!


旅先で出逢ったオトコを巡って女子3人がホチキス俳句!

アタシだけ彼と上手くおしゃべりできなくて落ち込んだ歌詠んでたら


『くっつけるために使うホッチキスで詠むのに…


失恋の歌は似合わないよ』


とか言われそー」



ヤマモトは放っておいて、講師の先生に挨拶


講師のサイトウ先生から


サイトウ「漢字よりも、平仮名の方が打ちにくかったりするのがホチキス俳句の奥深いところです」


との言葉をいただき、さっそく我等もチャレンジ


まずは僕のホッ句

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サイトウ「あら、なかなかの達針ねぇ〜、もしかして、やってた?」


…何を?



ホチキス…やってた人なんているのかしら?

ホチキスをやったなあと言えるくらい使ったのなんて、中学校で生徒会の奴らに手伝いを頼まれて、わら半紙のプリントを全校生徒分綴じた、のくらいしか思い浮かばない


「…特にホチキスは…、やってないですけど…」


サイトウ「あら!初めてで、こんだけ打てる人はなかなかいないわぁ〜、でも出来たら『シ』が良かったわね


カナカナのシの方がラより打つのが難しくて、且つ、『死の音』みたいな意味合いも含めるから


夏らしい怖さを感じさせるいい作品です」


「…はぃ」


確かに『題名のない音楽会』ってタイトル、子ども頃は、何か怖かったけども、これは…




本当にある人もいるんでしょうが、それとは別の

中学、高校あたりで急に


「俺…、絶対音感あるから」とか


これまでそんな素振り全くなかったのに


「俺、絶対音感あるから分かるんだよ!」とか


言い出す奴を連れて行って試す用の音楽会



果たして帰りに

「ラの音が、無かった…」と言うのかどうか




続いてカメラのワタナベくんの作品

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「…ナニコレ?」


「これは、名古屋の洋食屋の嘆きです


海老フライの未来は暗い、という哀しき嘆きです、どうですか先生?」


サイトウ「未来の『み』をカタカナに逃げましたね?そのしわ寄せが『は』と、暗いのくりゃーの小さい『や』に現れてます」


「はぃ、…おっしゃる通りです」



続いてヤマモトの…


と思ったらなぜか急に帰り支度を始めるヤマモト

「アタシのは、今日は、いいです…」


「何で?一番張り切ってただろ?ホチキス女子旅とか言ってさ」


「打つの、難しくて…、上手くいかなかったから…恥ずかしいんで…」


「いいんだよ上手くいかなくて、体験レポートなんだから!

恥ずかしいとか言って、さては変な、恋の歌とかだろ

変に若ぶって、ホッチキスとファーストキスをかけた、みたいのだな?」


ヤマモト「いいんですよ、その年齢の時にしか詠めない恋の歌がありますから、ぜひ拝見したいです」


「分かりました…、えー、詠みます


ピシュンピシュン

ピシュンピシュピシュ

ピシュンピシュ」


「…は⁈」


「ピシュンピシュン

ピシュンピシュピシュ

ピシュンピシュ」



短冊を見たら…

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ナニコレ?

インベーダー⁉︎


サイトウ「これは…かなりの上級者テクニックよ、もしかして…、やってた?」


「…はい、実は…中学校の時、生徒会で全校生徒分のプリントを綴じたりしてました!」


サイトウ「やっぱり、筋が違うわ〜

ほら、お二人も見て、この高等テクニック、裏打ちよ」

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ここを裏から見ると

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なるほど、インベーダーの目にする為に、裏返して打ってるのか…


ていうか、インベーダーってさ…



…絶対20代じゃないよ!



いや30代、アラフォーどころか、40代後半以上だろ!

御手洗団子

ネタを考えるためにノートを振り返ると

衣装の案が描いてあった

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あんと言えば


みたらし団子をもらった




紙皿が足りなくなって、綺麗な紙の上にもらった




飲み物買ってくるか、と出かけ




戻って来たら「スーパーサイヤ団子」になってた



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深夜の線路沿いで

終電で帰ってきて駅から歩いていたら、20メートルほど前にいた女性が急に立ち止まった

カバンを下ろすと中から、ぬいぐるみを取り出し、夜空に掲げ始めた

この時点でかなりの恐怖を感じたのだが、線路沿いの一本道で、ここを行かないと帰れない


参ったな

女性は、おそらく20代後半、会社帰りと思しきスーツ姿で、ぬいぐるみと月がお喋りしているかのような動きをしている


駅まで戻る…か?


なるべくサササっと通り過ぎよう、としたら突如シャッター音

ドキッとしたが、なーんだ、とも同時に思った


どうやらぬいぐるみと逆の手にスマホを持っていて写真を撮っているようだ


シャッター音


ぬいぐるみが満月を食べてるように見える角度を探していた、のかな?


危ない人じゃなくてよかった、と通り過ぎたが、またシャッター音、その後すぐ怖くなった


何のために?




何のために、あんなに写真を撮っているのか?


SNSにあげるため…?

月にぬいぐるみを掲げた写真を

インスタグラムやらツイッターやらブログやらに載せて…


何のために?


教育テレビの、働くおじさんを訪ねたり、身近な昆虫の生態を調べる番組ならば、女性の隣に正体不明の生き物が一緒に来ていても、むしろ謎の生き物の方が職に興味を持っていたりするので構わないが…


夜、木の蜜を吸いに集まるカブトムシ、クワガタ、カナブン、ハチ、蝶よりも、むしろそれを見て驚いている謎の生き物の方の生態を知りたいが、それはさておき



通り過ぎる時にチラッと見たら、忍者のぬいぐるみだった


忍者?


写真なんかには写っちゃいけない忍びの者を


しばらく歩いて、30メートルくらいは離れたなと思ったところで振り返ってみる、まだ、ぬいぐるみを空に突き上げている


明るく光る満月をバックに、黒い忍者の影が夜空に浮かんでるシーン

忍者によくある、あのシーンを撮っている、のか?

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こんな感じの

念のためもう一度振り返ってみると、まだ撮ってる

月の方が動いちゃうよ


それから2週間ほどして

ぬいとり、と言われても家庭科の授業しか思い出さないが


今「ぬい撮り」が流行ってるんですよってテレビでやってた、というネットのニュースの記事を見た



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なるほど…写真に撮るのは、なかなか、うまくいかない

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こんな感じに撮りたい

東京湾から上陸したゴジラのように

鎌倉の海から現れた巨大なオノデン坊やが、江ノ電を見つけた途端噛み付いた!

「やっぱり…電気を求めてるんだわ!

オノデン坊やは電気の世界を駆け巡りたいのよ!」

のようなのを撮りたいのだが
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おい!ポケットから手を出せ!

子役が売れると、こうだよ、まったく!


感動のラストシーン
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