コインランドリーのふしぎ
ゲーム実況
テレビの『クイズ100人に聞きました』と同様に
関口宏「ちなみに残る7位の答えは…」
残る2位は
「今回ぃ〜、なんか問題が難しかったらしくて〜、そもそも全体の平均点が〜悪かったから〜、俺の16点って結構、普通の方だよ」
夏休みの宿題・観察日記
飼ってた金魚やメダカや昆虫が死んだ時にお墓を作る
となると墓標は大抵アイスの棒になる
が、子供の頃、金魚を飼ったりしてなかったからか、それを知らず
友だちの家に遊びに行った時に、あれ?
「なんで、お庭にアイスの棒、植えてんの?」と聞くと
そこの家のお兄ちゃん(小3くらい)に
「あれは、野生のアイス育ててんだよ」と嘘をつかれたことがある
「あれに、そのうちアイスが、なるんだよ」
「えー?野生のアイスなんてあるわけないじゃん」
「じゃあオマエ、何でアイスって木の棒にくっついてんのか、説明できんのかよ!」
と言われ、しばらくの間、信じてしまっていた
お店に並んでるアイスは人工の、あるいは養殖?栽培?されたもので
ごくごく稀少な野生のアイスがあり、あのアイスクリームというものは
棒の周りになる瑞々しい果肉なのだと
本来は、もっと寒冷地に生えるもので
日本の気候では温かすぎて、野生のアイスは実がなっても、すぐに溶けてしまい
棒だけが残っているのだと
あれから30年
我が息子(小1)が
「春にアイスの実を植えたのに、アイスが生えてこない」
と言い出した
歯医者の帰りに我慢した褒美に買ってもらったアイスの実を公園の地面に植えたらしいのだが
それ以来、歯医者に行くたび帰りに見ているが、生えてこないという
誰に吹き込まれたのか
時代は繰り返すのか
俺の時は苗木を植えてる設定だったのが
「アイスの実」を植えると生えてくる、に進化している
「うーん、アイスの実を植えても…、アイスは生えてこないんじゃないのか?」
と一応、言ってみると
「日本では生えるのは珍しいんだけどー
日本は温かすぎてー、生えてもすぐ溶けちゃうんだけどー
実から植えると生えてきやすい!」
これは…
どうやって気づいてもらうのがいいのか?
自分は、いつ気づいたのか?もう思い出せない
「おい、家の前の公園に野生のアイスが咲いてたぞ」
「ウソ!」駆け出す息子
だが公園に着くと怒っている
「…お父さんが、普通のアイス地面に刺しただけだろ!」
「いや、お父さんもさ、何気なく来たらさ…」
「そこのファミマでおんなじアイス買ったことある!」
地面から引き抜く息子
「野生のは、こんなんじゃない!」
この日から父と息子の戦いが始まった
アイスの実を植えた、(正しくは埋めた)場所を妻に案内してもらう
「このへんでなんかしてた」
通っていた歯医者の近く、息子が1人で行くには家からは遠い公園
クルマで連れてってやるしかない場所であり、妻しか免許を持ってないことが功を奏した
七月終わりの日曜日、ちょっと今日はクルマで昼飯でも食べに行こうか、ということで家族で出掛け
クルマを立体駐車場に停める時に先に降ろしてもらってトイレに行くフリをして
(さらには、息子はクルマを立体駐車場のシャッターが開き、中に格納するところまで乗っていたいタイプ、だったこともよかった)
その間に公園に先回りし地面にアイスの棒を刺し、走って立体駐車場の前に戻り
「オマエがアイスの実を植えたところ、一応見に行ってみるか」
などと白々しく言い公園に向かう
「おい!来てみろ」
「これ…棒だ!」
「触るなよ、野生のアイスは脆いからな」
「写真撮ってよ、宿題にすっから」
「危ないから自転車とかで無理に、勝手に来ちゃダメだからな、昼間観察しても変わらないからな、アイスは夜、育つ」
「なかなか伸びないものだからなアイスは、伸びにくく溶けやすい、普通の植物と同じだからな」
などなど、自分でもよく分からない特性を帰りのクルマで色々喋っていた
次の日曜日