MJオーディオフェアに雷音を出展してきました。 | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを40年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。

去る5月12日に 東京の損保会館にて催された MJオーディオフェアで 雷音の展示試聴会をやってきました。

 

 

 

午後2時からと5時から、45分間かけて 京都発の革新的スピーカーという題目で 金山精機製作所の コートナブランドのスピーカーの一つとして紹介させていただきました。

 

コートナブランドで持ち込んだのは 雷音を含めて3種です。

それにシアタービートと 製品化を検討中の無指向性スピーカーを含めて5種類を展示試聴いたしました。

 

 

簡単にこの5種類を説明しますと、これらはH&S金谷さんが設計製作した、7~8センチのフルレンジユニットを取り付けたスピーカーです。

 

原点は 強力な磁気回路を持ったTHEATER BEATの平面スピーカーユニットになります。

 

私のブログに掲載した THEATER BEATにビックリ! で紹介したように、金谷さんとお会いして THEATER BEATの改造のご了解を得ました。

 

そして スピーカーとアンプを改造して 雷音が生まれました。

 

 

一方 金山精機の響華は 数年前から販売されていたのですが、どうもバックロードホーンの、その本来の性能を出し切れるスピーカーユニットがなくて 金山社長が長年苦労されていました。

 

そこへ私が 金谷さんとTHEATER BEATを紹介したところ、響華へ雷音のユニットを 取り付けてみようという事になりました。

 

やってみると これがまたすごく良かったのです!

 

金山社長は 今まで手に入る8㎝のフルレンジユニットを、全て響華に取り付けて聴かれてましたが ご満足できるものが無かったのに ようやく納得のいく音が出てきたのでした。

 

そこで 鉄板プレス加工で作られた THEATER BEATのスピーカーユニットのフレームを 金山精機の金属加工技術を使って アルミの削りだし加工に変えて フレームの鳴きを抑える改造を行いました。

 

雷音のフレームは鉄板プレス加工のままですが 磁石部分にボルトを取り付けて 御影石のカウンターウエイトに取り付ける事によって フレーム鳴きを抑えています。

 

また、雷音のスピーカーユニットの振動板は ユーインメッソドによる超高音質化改造を施して 分割振動を抑えた 綺麗な音が出るようになっています。

 

響華用のユニットは 雷音よりもボリュームを上げて聴くことが多いと思われるので 更に振動板の強度を増すために 本漆塗り加工を追加して施しています。

 

ですので響華は バックロードホーン本体の漆塗り処理に加えてスピーカーユニットの振動板も 本漆塗りの 総漆塗りスピーカーなのです。

 

ここまですると バックロードホーンの 一番良い特長である 振動板の動きを押さえる背圧の少ない 超高感度の音が解るようになりましたね。

 

参考出品した 無指向性スピーカーは、箱は三田オーディオ研究会のメンバーの方の手作り品で、響華用スピーカーの ユーインメソッドによる高音質化をしてない物を取り付けてました。

 

最後に 麗音(レイネ)というスピーカーについてです。

 

2年ほど前、私と金谷さんと酒を飲んで好きなことを言ってた時に、私が 理想の振動板は 球面振動板であり 球面フルレンジスピーカーは良い音がするだろうし聴いてみたいと 言ったのですが、なんと3か月も経たないうちに できました! と金谷さんから連絡がありました。

 

うそでしょう!と思いましたが 送られてきたユニットは球面振動板が付いたフルレンジユニットでした。

 

早速箱に取り付けて聴いたら なんとまあ 綺麗な高域!

中域から高域にかけて 大変綺麗な音なのです。

 

振動板は8㎝程なので低域は そこそこですが 大変良いユニットが出来上がってました。

 

この球面フルレンジスピーカーに 金谷製13㎝の平面ウーハー2つを取り付けて バーチカルツイン構成にしたのが 麗音です。

 

歪感のない 自然な音が特徴のスピーカーです。

 

フェアでは これらのスピーカーの照会を 金山社長と金谷さんと3人でやってきました。(笑)

 

 

 

 

 

株式会社 遊音工房 otoniasobu.com

 

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