エルムSでは、「大分県から県民栄誉賞を贈られた人物」に注目しています | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、エルムSについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のNさん」から届いた報告を紹介しますね。

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大学時代の牧光二君は、馬術の世界でかなり有名でした。

何しろ彼は、中央大学の馬術部にいた頃、国体で団体優勝していますし、世界学生選手権にも出場していて、その活躍振りが評価されて、出身地の大分県から「県民栄誉賞」を贈られていましたからね。

1998年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った牧君は、その年の10月から増沢末夫さんの厩舎で厩務員をやって、12月に宗像義忠君の厩舎に移ってからは調教助手をやって、そこでは、重賞を7つも勝ったバランスオブゲームを担当していました。

その後、2005年からは、大学で馬術部の先輩だった上原博之君の厩舎で、調教助手をやっていましたね。

牧君が上原厩舎にいた頃は、2004年の皐月賞など、GIを5勝したダイワメジャーや、2005年の新潟2歳Sを勝ったショウナンタキオンや、2008年のオーシャンSなど重賞を3勝したプレミアムボックスなどがいましたから、こうやって、走る馬を間近で見られたことが、彼にはいい経験になったのでしょう。

2008年に調教師の試験に受かった牧君は、その年の暮れに自分の厩舎を開業していて、最初の年は、レースに使った頭数が少なかったので、一つも勝てなかったのですが、次の年は11勝、3年目の2010年には、アニメイトバイオを使ったローズSで初めて重賞を勝つなど、全部で17勝を上げていましたし、2011年には、「32勝・獲得賞金4億9307万円」という、今までで一番の成績を残していました。

でも、それからは2011年の成績を超えられていませんし、一昨年までの5年間も、

2018年→15勝・獲得賞金2億9713万円
2019年→21勝・獲得賞金3億4836万円
2020年→14勝・獲得賞金3億0455万円
2021年→21勝・獲得賞金3億3878万円
2022年→18勝・獲得賞金2億9599万円

という形で成績が伸び悩んでいましたから、去年の牧君は、「キッチリ巻き返したい」と考えていたのでしょうね。

実際、去年の牧君は、23勝を上げて、稼いだ賞金は「4億1083万円」と、前の5年を大きく上回っています。

そして今年は、ミトノオーで平安Sを勝つなど、先週までに14勝を上げていて、稼いだ賞金が「2億6691万円」と、去年の7月までの「2億6686万円」とあまり変わらない数字になっていますから、今の牧君は、「この勢いでもっと稼ぎたい」と考えていることでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3800万円のエルムSにミトノオーを使いますので、「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際、札幌から私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「一昨日、ダートコースに入れられて、6Fが85秒2、ラストの1Fが12秒2という時計を出していました。コンマ2秒先行していた、古馬2勝クラスのゲットアップを追い掛ける形で、軽快なフットワークで最後はキッチリ同入していましたし、追い切った後はすぐに息が入っていましたよ」

という内容でしたから、上位入線が期待できますね。

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エルムSについて、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。