金鯱賞とフィリーズレビューで、「ガリレオの厩舎で働いていた人物」から感じる勝負気配とは | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

おはようございます。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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今日は、金鯱賞とフィリーズレビューについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しますね。

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1978年の8月生まれで、大阪出身の中村直也君は、競馬とは関係のない普通の家庭で育ったんやけど、人気漫画やった「風のシルフィード」を読んだことと、ゲームの「ダービースタリオン」をやったことがきっかけで、この世界に興味を持つようになって、高校を出てからは、英語と馬のことを教えてくれるオーストラリアの学校に行って、その後は、アイルランドに行って、エイダン・オブライエン厩舎で働いとったんですわ。

エイダン・オブライエン君は、皆さんもよう知っとる通りで、ガリレオ、ディラントーマス、デザートキングとか、数え切れんほど多くの馬でGIを勝っとって、世界中でよう知られとる調教師やな。

日本に帰ってきてからの中村君は、2004年の1月、JRA競馬学校の厩務員課程に入って、その年の7月からは湯浅三郎厩舎で厩務員をやって、2005年の2月からは調教助手をやって、2007年に定年で湯浅厩舎が解散してからは、小崎憲厩舎で調教助手をやっとりました。

2020年、めでたく調教師の試験に受かった中村君は、定年で引退した浅見秀一君の厩舎を引き継ぐ形で、一昨年の3月に開業しとって、それから年末までに、「17勝・獲得賞金2億9654万円」っちゅう、初めの年としては優秀な成績を残しとったんですわ。

それに、去年もエエ流れが続いとって、ライオットガールを使ったレパードSで初めて重賞を勝つと、ヤマニンサルバムを使った中日新聞杯も勝つなど、全部で24勝を上げて、稼いだ賞金は「5億1019万円」と、一昨年を大きく上回っとりました。

ただ、今年は先週までに平場の5勝しか上げとらんこともあって、稼いだ賞金が「7556万円」と、去年の同じ時期(3月5日【日】まで)の「1億0535万円」を大きく下回っとるんですわ。

もちろん、今の中村君は、「去年の勢いを取り戻さなアカン」と考えとるんやろうし、そんな中、今週は、1着賞金が6700万円の金鯱賞にヤマニンサルバム、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにセシリエプラージュとロゼフレアを使うんで、ワシが彼やったら、どれも気合いを入れて仕上げるやろうし、実際、ワシのところに届いとる最終追い切りについての報告が、

■ヤマニンサルバム
「一昨日、坂路に入れられて、4Fが54秒2、終いの1Fが12秒3っちゅう時計を馬なりで出しとりました。コンマ6秒先行しとった、3歳1勝クラスのヤマニンアラクリアを追いかける形で、最後はコンマ3秒差で先着しとりましたわ。今回は、前走の中日新聞杯から3ヶ月振りのレースやけど、軽快な脚捌きで走れとったんで、力を出し切れる状態と判断できますわ」

■セシリエプラージュ
「一昨日、レースでも乗るデムーロ君が坂路に入れて、4Fが51秒5、終いの1Fが12秒5っちゅう時計を馬なりで出しとりました。今回は、前走から中2週と間隔が詰まっとるんやけど、デキがエエ馬ならではのキビキビとした動きで走れとったんで、エエ状態をキープできとるんやろ」

■ロゼフレア
「一昨日、坂路で一杯に追われて、4Fが51秒2、終いの1Fが12秒1っちゅう時計を出しとりました。2月29日(木)にやった一週前追い切りでは、レースでも乗る団野君がCウッドに入れて、しっかりと負荷を掛け取ったし、今週は引き締まった馬体が目を引くもんでしたな」

っちゅうもんやったから、どれもエエ走りを見せてくれそうですわ。

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金鯱賞とフィリーズレビューについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。