おはようございます。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。
今日は、フィリーズレビューについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介しますね。
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東京都出身の大和田成(なる)君は、大和田稔さんの息子さんで、稔さんは、乗り役時代に、ブツシヤンに乗った1967年の安田記念や、オンワードウエルに乗った1967年のオールカマーなど、重賞を8勝、通算で316勝を上げていました。
それに稔さんは、調教師としても、スイートカーソンを使った1983年のオールカマーや、シノンシンボリを使った1987年の中山大障害・秋や、ミスターブランディを使った1989年の関屋記念や、シルクグレイッシュを使った1994年の福島記念など、重賞を10勝、通算で400勝を上げていましたし、他にも、1997年の皐月賞で2着に入ったシルクライトニングなどを管理していて、2009年に、定年まで3年を残して引退しています。
成君が調教師になろうと思ったきっかけは、もちろん、お父さんを見ていて、自然と競馬の仕事に興味を持ったからで、小学校1年生くらいの時には、ミスターシービーを管理していた松山康久さんの厩舎や、シンボリルドルフを管理していた野平祐二さんの厩舎に行って、この2頭を見ていたそうですよ。
日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、社台ファームで2年半ほど働いていた成君は、2001年の7月に競馬学校の厩務員課程に入りました。
成君が社台ファームで働いていた頃は、アグネスタキオンやアグネスフライトやマンハッタンカフェやエアジハードなどがいましたから、走る馬を間近で見られて、いい勉強になったのでしょうね。
ちなみに成君は、美浦トレセンから車で40分ほどの場所にある、「faro」(ファロ・住所:茨城県つくば市柴崎454−2)というイタリアンレストランが大のお気に入りなんですよ。
あと、札幌開催の時には、地下鉄の「大通駅」の近くにある「大厚岸」(おおあっけし)という牡蠣料理の専門店に、大学の後輩にあたる黒岩陽一君とよく一緒に行っています。
競馬学校を出た後の成君は、2001年の10月から本郷一彦厩舎の厩務員を、11月からは浅野洋一郎厩舎の調教助手をやって、その後は、加藤征弘厩舎や柴田政人厩舎で経験を積んでいました。
2010年の12月に調教師の試験に受かった成君は、次の年の5月に勇退した本郷さんの厩舎を引き継ぐ形で開業しています。
そうそう、同じ2010年の12月に調教師の試験に受かった栗田徹君は日本獣医畜産大学の後輩で、栗田君の奥さんは、成君と大学の同級生だったんですよ。
開業した年の成君は、馬を使った回数が少なかったので5勝止まりでしたけど、その後は、2年目が6勝、3年目が18勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、2015年には、今までで一番の「21勝・獲得賞金3億7427万円」という成績を残していました。
でも、一昨年までの7年間は、
2016年→14勝・獲得賞金2億5484万円
2017年→10勝・獲得賞金1億5573万円
2018年→15勝・獲得賞金2億1675万円
2019年→19勝・獲得賞金2億5943万円
2020年→15勝・獲得賞金2億1165万円
2021年→9勝・獲得賞金1億7604万円
2022年→10勝・獲得賞金2億1806万円
という形で成績が伸び悩んでいましたから、去年の成君は、「必ず巻き返したい」と考えていたのでしょうし、実際、去年はオメガギネスでグリーンチャンネルCを勝つなど、全部で15勝を上げて、稼いだ賞金が「3億0327万円」と、7年振りに3億円を超えていました。
そして今年も勢いが続いていて、先週までに3勝を上げて、稼いだ賞金が「7802万円」と、去年の同じ時期(3月5日【日】まで)の「5346万円」を大きく上回っていますから、今の成君は、「この勢いを止めたくない」と考えているのでしょうね。
そんな中、今週は、1着賞金が5200万円のフィリーズレビューにオメガウインクを登録してきましたから、この馬をメイチに仕上げてくると私は見ています。
それに、成君の厩舎はまだ重賞を勝てていませんから、今回は、「初めての重賞勝ちをここで」という思いも込められているのでしょう。
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フィリーズレビューについて、「元調教師のMさん」から届いた報告は以上です。
さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。
「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】
元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】
今日は、ここまでにしておきます。
それではまた。