元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

今日は、朝日杯FSについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のNさん」から届いた報告を紹介しますね。
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静岡県出身の鈴木伸尋(のぶひろ)君は、日大三島高校を卒業した後、日本獣医畜産大学(今の日本獣医生命科学大学)に進学していました。
この大学を出ている調教師と言えば、すぐに思い付くのは、1981年の桜花賞を勝ったブロケードなどでお馴染みの高松邦男さんや、1992年と1993年の安田記念を勝ったヤマニンゼファーや2014年の皐月賞を勝ったイスラボニータなどでお馴染みの栗田博憲君や、2013年のNHKマイルCを勝ったマイネルホウオウでお馴染みの畠山吉宏君や、2017年の札幌記念を勝ったサクラアンプルールでお馴染みの金成貴史君などです。
大学を卒業してからの鈴木君は、「シンボリ牧場」(千葉県成田市)で獣医として働いていて、当時、そこには、七冠馬のシンボリルドルフがいましたので、いい経験になったのでしょうね。
その後、1986年の皐月賞を勝ったダイナコスモスなどを育てた沢峰次さんの厩舎で1988年から調教助手をやって、1997年の2月に調教師の試験に受かるまで、ずっと沢さんの厩舎で腕を磨いていました。
それから、1998年の5月に自分の厩舎を開業した鈴木君は、その年は5勝しか上げられなかったのですが、次の年は15勝、3年目には18勝と、順調に勝ち星を増やしていましたし、6年目だった2003年には、チューニーを使ったクイーンCで初めて重賞を勝つと、この馬がオークスで2着に入るなど、18勝を上げて、今まで一番多い「4億5738万円」の賞金を稼いでいましたね。
でも、それからはこの数字を超えられていなくて、去年までの5年間も、
2018年→23勝・獲得賞金3億3629万円
2019年→21勝・獲得賞金3億7744万円
2020年→19勝・獲得賞金3億1948万円
2021年→8勝・獲得賞金2億1745万円
2022年→16勝・獲得賞金2億4231万円
と、2003年の賞金を大きく下回っていますし、今年は、先週までに13勝を上げていますけど、特別レースを一つも勝てていないことから、稼いだ賞金は「2億0815万円」と、このままのペースでしたら、去年の数字を超えるのは厳しい状況ですから、今の鈴木君は「年内になるべく多く稼ぎたい」と考えているのでしょう。
こういった中、今週は、1着賞金が7000万円の朝日杯FSにサトミノキラリを登録してきましたので、「勝負懸かり」と考えるべきでしょうし、実際に彼がどう仕上げてくるのか、最後まで目が離せませんね。
それに、鈴木君は、さっき書いた通り、重賞は勝っていますけど、まだGⅠを勝てていませんので、今回は、「初めてのGⅠ勝ちをこの馬で」という思いも込められているのでしょう。
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朝日杯FSについて、「元調教師のNさん」から届いた報告は以上です。
さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。
「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】
元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】
今日は、ここまでにしておきます。
それではまた。