大阪杯で、「経理の仕事をしていた調教師」が… | 元JRA調教師・山田要一のブログ

元JRA調教師・山田要一のブログ

厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

※お知らせ

株式会社パーフェクトホースマンズでは、現在、スタッフ(正社員)を募集中です。

詳細は、下記のURL、

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/

にアクセスして、「求人検索」をクリックし、下記の求人番号、

13040-05774731

を入力すれば確認できます。

もちろん、「競馬が大好きな方」のご応募は大歓迎でして、その他、「PCスキルが高い方」などのご応募も大歓迎で、残業が少なく、完全デスクワークにつき、体力に自身がない方でもこなせる業務です。

・・・・・・・・・・

こんにちは。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

y-photo01.jpg

今日は、大阪杯について、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告を紹介します。

・・・・・・・・・・

千葉県市川市出身の堀宣行(のりゆき)君は、日本大学の商学部に通っている時に、実家から近かった中山競馬場で、誘導馬の世話をするアルバイトをしていたんですよ。

大学を出た後は、電気設備工事などをやっていることで有名な「関電工」(本社所在地は東京都港区芝浦)で、経理の仕事をしていたんですが、1991年に、「関電工」を辞めて競馬学校の厩務員課程に入ったように、中山競馬場でアルバイトをしていた頃から、「馬に関わる仕事をしたい」という気持ちがあったのでしょう。

競馬学校を出てからの堀君は、諏訪富三厩舎で厩務員をやって、二ノ宮敬宇(よしたか)厩舎で調教助手をやって、2003年に自分の厩舎を開業しました。

初めの年は、「6勝・獲得賞金1億2370万円」という成績でしたけど、次の年に、「16勝・獲得賞金2億2801万円」と大きく数字を伸ばすと、2005年からは、ずっと20勝以上をキープしていますし、ビーナスラインを使った2006年の函館スプリントSで初めて重賞を勝った堀君は、キンシャサノキセキを使った2010年の高松宮記念で初めてのGIを勝っていて、その後も、ドゥラメンテを使った2015年のダービーと皐月賞を勝つなど、今までにJRAで、「GIの14勝を含め重賞を65勝」という実績を残しています。

それに海外でも、モーリスやネオリアリズムなどでG1を6勝もしているのですから、本当に大したものです。

2015年は、ドゥラメンテやモーリスなどの活躍で、JRAで「重賞8勝を含む54勝・獲得賞金15億2485万円」という成績を残して、初めて「調教師リーディング1位」になっていました。

でも、その後は、

2016年→44勝・獲得賞金13億0934万円(リーディング5位)
2017年→48勝・獲得賞金11億3661万円(同4位)
2018年→49勝・獲得賞金7億4753万円(同5位)
2019年→54勝・獲得賞金9億7056万円(同2位)
2020年→48勝・獲得賞金12億0988万円(同3位)
2021年→35勝・獲得賞金8億2426万円(同14位)
2022年→34勝・獲得賞金11億3958万円(同18位)

と書けば分かる通り、「リーディング1位」を逃し続けていますし、特に一昨年と去年は、「リーディングのトップ10」にも入れなかったんですよ。

それに、今年も悪い流れが続いていて、ヒシイグアスを使った中山記念と、タスティエーラを使った弥生賞を勝って、「3億2570万円」の賞金を稼いでいますけど、他の馬がそれほど活躍できていないことから、先週までに8勝しかできていなくて、16勝でリーディング1位の中内田充正厩舎に大きな差を付けられています。

もちろん、今の堀君は、「管理馬を使うレースは全て勝ちたい」と考えているのでしょうし、そんな中、今週は、1着賞金が2億円の大阪杯にヒシイグアスを登録してきましたので、全力で仕上げてくるでしょうね。

・・・・・・・・・・

大阪杯について、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のMさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
↓↓↓
【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
↓↓↓↓↓
【 こ ち ら 】

今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。