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おはようございます。
元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。
前走、4月17日(日)の京葉S(中山・ダート1200m)で2着に入っていた、中舘英二厩舎のアポロビビ(牡6歳・父アポロキングダム)は、次走の予定が9月24日(土)のながつきS(中山・ダート1200m)です。
皆さんもよく知っている通りで、中舘君は、1984年の3月に、加藤修甫厩舎(1990年のダービーを勝ったアイネスフウジンや、1998年の天皇賞・秋を勝ったオフサイドトラップなどを管理)から乗り役としてデビューしています。
ブランドアートに乗った1992年のフラワーCで初めて重賞を勝った中舘君は、その後も、ツインターボに乗った1993年のオールカマー、ヒシアマゾンに乗った1993年の阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)と1994年のエリザベス女王杯、アストンマーチャンに乗った2007年のスプリンターズSなどを勝っていますし、他も入れたら、2014年の12月に調教師の試験に受かって、2015年の2月に引退するまでに、重賞を30勝、通算で1823勝という素晴らしい実績を残していました。
ちなみに私は、ベルエアーなど、自分の管理馬に彼を乗せたことがあるんですよ。
2015年の3月に自分の厩舎を開業した中舘君は、最初の年こそ、使った回数が少なかったので「7勝・獲得賞金1億1511万円」という成績でしたけど、2年目はビービーバーレルを使ったフェアリーSで初めての重賞勝ちを飾るなど、「17勝・獲得賞金2億4531万円」と、一気に数字を伸ばしていました。
そして、開業3年目だった2017年は、コウソクストレートを使ったファルコンSを勝つなど、全部で19勝を上げて、「3億0412万円」の賞金を稼いでいましたし、一昨年までの3年間も、
2018年→21勝・獲得賞金2億5765万円
2019年→21勝・獲得賞金2億5196万円
2020年→31勝・獲得賞金4億2113万円
と、順調に勝ち星と賞金を積み重ねていて、特に一昨年は、勝ち星と賞金のどっちも今までで一番だったんですよ。
でも去年は、オールアットワンスを使ったアイビスSDで4年振りに重賞を勝っていますけど、他の馬があまり活躍できなかったため、「25勝・獲得賞金3億7504万円」と、一昨年の数字を下回ってしまいましたし、今年も、先週までが「17勝・獲得賞金2億3313万円」と、去年の同じ時期(8月29日【日】まで)の「20勝・獲得賞金3億0255万円」を下回っていますから、きっと今の中舘君は、「早く巻き返したい」と考えているのでしょうね。
という訳で、1着賞金が2200万円のながつきSに向けて、彼がアポロビビをどう仕上げてくるのか、キッチリ確認して馬券に活かしたいと思っています。
そしてここからは、栗東の須貝尚介厩舎が小倉2歳Sに使うクリダームについて、私の頼もしい仲間の一人、「記者のF君」から届いた報告を紹介しておきますね。
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須貝尚介先生は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守先生、岩戸孝樹先生、武藤善則先生とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとりましたな。
乗り役時代の尚介先生は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとったんや。
でもって、調教師の試験に受かった2008年の2月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。
ちなみに彦三先生は、1982年の有馬記念をヒカリデユールで勝つなど、重賞を18勝、通算506勝っちゅうエエ成績を残しとって、尚介先生は親父さんと比べられることが多かったんやけど、そのプレッシャーにも負けんで、初めの内から、
2009年→10勝・獲得賞金1億5675万円
2010年→25勝・獲得賞金3億2643万円
2011年→29勝・獲得賞金5億3376万円
っちゅう形で成績を伸ばしとったし、2012年は、ゴールドシップを使った皐月賞と菊花賞と有馬記念や、ローブティサージュを使った阪神ジュベナイルFとか、重賞を9勝もして、「46勝・獲得賞金13億8516万円」っちゅう成績を残したんやから、先生が調教師に向いとるんは誰でもよう分かるやろ。
そんで2013年は、「重賞6勝を含む31勝・獲得賞金11億4842万円」と、キッチリ10億円の大台に乗せとって、2014年は、JRAだけで、「重賞6勝を含む41勝・獲得賞金11億8267万円」っちゅう成績を残しとったし、ジャスタウェイを使ったドバイデューティフリー(現在のドバイターフ)を勝って、その賞金300万ドル(当時のレートで約3億0555万円)を足したら、全部で「約14億8822万円」っちゅう、開業してから一番多い賞金を稼いどったんですわ。
その後の6年間は、
2015年→34勝・獲得賞金9億2356万円
2016年→33勝・獲得賞金8億5820万円
2017年→38勝・獲得賞金8億4011万円
2018年→42勝・獲得賞金10億4186万円
2019年→35勝・獲得賞金8億4034万円
2020年→36勝・獲得賞金9億0833万円
っちゅう形で賞金が伸び悩んどったんやけど、去年は、ソダシを使った桜花賞を勝つなど、42勝を上げて、今までで3番目に多い、「11億7357万円」の賞金を稼いどりました。
そんで今年も、ソダシを使ったヴィクトリアマイルを勝つなど、先週までに「31勝・獲得賞金7億7046万円」っちゅう成績を残しとって、去年の同じ時期(8月29日【日】まで)の「26勝・獲得賞金7億7329万円」と比べて、勝ち星は大きく上回っとるし、賞金もほとんど変わらん数字なんや。
もちろん、今の尚介先生は、「賞金の高いレースを勝って、厩舎にもっと勢いを付けたい」と考えとるんでしょうな。
そんな中、今日は、1着賞金が3100万円の小倉2歳Sにクリダームを使いますんで、「先生がメイチに仕上げてくる」と見とったし、実際、ワシのところに届いとる、最終追い切りについての報告が、
「8月31日(水)、坂路で強めに追われて、4Fが53秒2、終いの1Fが12秒1っちゅう時計を出しとりました。コンマ3秒先行しとったショウナンガニアン(古馬1勝クラス)を追い掛けて、最後はコンマ1秒しとったし、追い切った後の気合い乗りが抜群やったから、ここへ向けて、厩舎がキッチリ仕上げてきたんやろ」
っちゅうもんやったから、エエ走りが期待できると思うで。
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須貝尚介厩舎が小倉2歳Sに使うクリダームについて、「記者のF君」から届いた報告は以上です。
さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。
「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】
元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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【 こ ち ら 】
今日は、ここまでにしておきます。
それではまた。