クイーンSとアイビスSDでは、「室伏広治さんと関わりの深い調教師」に注目です | 元JRA調教師・山田要一のブログ

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厩舎OBという立場から、パーフェクトホースマンズの一員としてファンの皆様と違う視点で競馬のことを掘り下げたいと思います。

こんにちは。

元JRA調教師で、今は、「パーフェクトホースマンズ」の「調教師情報部」に所属している山田要一です。

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一昨日、吉田隼人君が、ドゥアイズに乗った札幌5Rの新馬戦を勝って、節目の「JRA通算1100勝」を達成しました。

競馬ファンでしたら、誰でもよく知っていると思いますが、同じ乗り役の吉田豊君は、隼人君のお兄さんです。

隼人君は、13歳の時、お兄さんの豊君がメジロドーベルでオークスを勝ったのを見て、「兄貴のように格好良くなりたい」と思って、乗り役を目指すことにしたんですよ。

2004年に堀井雅広厩舎からデビューした隼人君は、競馬学校の同期に、川田将雅(ゆうが)君、丹内祐次君、津村明秀君、藤岡佑介君などがいます。

デビューした年の隼人君は3勝のみでしたけど、2年目は、一気に勝ち星を23勝まで伸ばしていましたし、3年目の2006年には、ロフティーエイムに乗った福島牝馬Sで初めての重賞勝ちを飾っていて、2015年には、ゴールドアクターに乗った有馬記念で初めてのGI勝ちを飾っていました。

そうそう、隼人君はダーツが趣味で、2015年の9月に引退した藤田伸二君と、函館のダーツバーでよく対戦していましたし、現役の乗り役でしたら、藤岡佑介君や荻野琢真君などとダーツをやることが多いんですよ。

何年か前には、東京競馬場でレースに乗ってから、その日の夜に横浜で行われたダーツの大会に参加していたこともありました。

一昨年の隼人君は、ソダシに乗った阪神ジュベナイルFで約5年振りにGIを勝つなど、今までで一番多い91勝を上げていましたし、その後も、ソダシに乗った去年の桜花賞と今年のヴィクトリアマイル、ポタジェに乗った今年の大阪杯を勝っていて、他も入れたら、今までにJRAで重賞を25勝しています。

それに今年は、地方でも、ショウナンナデシコに乗った交流G1のかしわ記念を勝っているんですよ。

ちなみに、調教師だった頃に、私は、マジックフォンテンやスガーペンタイアやバトルウインロードなど、隼人君を何度も管理馬に乗せていました。

ですから、こういう形で深く関わった彼には、これからも頑張って欲しいと思っています。

そしてここからは、和田正一郎厩舎が登録している、クイーンSのテルツェット、アイビスSDのライオンボスについて、私の頼もしい仲間の一人、「元調教師のOさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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和田正一郎君は、2018年の2月に調教師を引退して、今は実家の「和田牧場」(千葉県成田市大栄)で場長をやっている、和田正道さんの長男です。

正道さんと言えば、1997年のクイーンSを勝ったプロモーションや、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどを管理していたことでお馴染みですね。

もちろん、正一郎君は子供の頃からお父さんの仕事振りを見ていたのですから、この世界に入ったのは当たり前だったのでしょう。

ちなみに、彼は成田高校(千葉県成田市)を卒業していて、同級生には、アテネオリンピックのハンマー投げで金メダリストになっていて、今は、スポーツ庁の長官をやっている室伏広治さんがいるんですよ。

北海道大学の獣医学部を卒業してから、2002年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った正一郎君は、その年の10月から成宮明光さんの厩舎で厩務員をやって、11月からはお父さんの厩舎で調教助手をやっていました。

それから、2009年の2月に2度目の挑戦で調教師の試験に受かると、その年の5月に自分の厩舎を開業していて、オジュウチョウサンを使った2016年の中山グランドジャンプで、初めての重賞勝ちをGIで飾っているんですよ。

その後も、正一郎君の厩舎は何度も大きいレースを勝っていて、今までに、GIの9勝を含めて重賞を19勝もしていますし、2016年には、今までで一番多い22勝を上げて、「4億5681万円」の賞金を稼いでいて、2017年には、17勝を上げて、今までで一番多い「4億6865万円」の賞金を稼いでいました。

でも、その後の4年間は、

2018年→3億1873万円
2019年→3億9106万円
2020年→4億1503万円
2021年→3億8960万円

と書けば分かる通りで、賞金が伸び悩んでいましたから、今年の正一郎君は、「必ず巻き返したい」と考えている筈です。

実際、今年は、オジュウチョウサンを使った中山グランドジャンプを勝つなど、先週までに8勝を上げて、稼いだ賞金は「2億5736万円」と、去年の同じ時期(7月25日【日】まで)の「1億8763万円」を大きく上回っているんですよ。

もちろん、今の正一郎君は、「この勢いでもっと稼ぎたい」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3800万円のクイーンSにテルツェット、4100万円のアイビスSDにライオンボスを登録していますので、私が正一郎君でしたら、どっちも全力で仕上げますね。

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和田正一郎厩舎が登録している、クイーンSのテルツェット、アイビスSDのライオンボスについて、「元調教師のOさん」から届いた報告は以上です。

さて、話は変わりますが、私が所属している「パーフェクトホースマンズ」では、ホームページや、いくつかのブログの中で、「馬券に欠かせない情報」を包み隠さずに公開していますので、「正確な情報を知って、万馬券を取りたい」と考えている方には、こまめに確認することをお勧めしておきますよ。

「パーフェクトホースマンズ」のホームページ
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【 こ ち ら 】

元JRA馬主で、一口馬主クラブの代表も務めていた小栗範恭さんのブログ
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今日は、ここまでにしておきます。

それではまた。