島津心美ちゃんのうた 歌唱王からミリオンシンガー出演へ | 洋一のブログ

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昨年末の12月23日、日本テレビ系列「歌唱王 全日本歌唱力選手権」が放送されました。






その歌唱王が放送される18日前の12月5日、僕は音楽評論家で作詞家の湯川れい子先生が主催された音楽トークイベント「湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜」を渋谷のLOFT9に見に行きました。

このコロナ禍で延期に延期を重ねられてようやく開催された湯川れい子先生の音楽トークイベント楽しみにしてました。
トークのテーマはエルヴィス・プレスリー、ローリング・ストーンズ、クイーンについてゲストにそれぞれ関わりの深い方を招かれて話されて凄く面白かったです。

音楽について語り合うのはこんなにも楽しいんだと心から感じられたイベントでした。










湯川先生はイベント開始冒頭の挨拶で最初に観客に謝られてました。
先生は13時から始まるこのトークイベントを途中退席して

「15時には会場を飛び出さなければなりません」

「このあと「歌唱王」という日本一の歌唱力を決める歌手の番組の審査員を勤めるのですが、最終予選まで勝ち進んだ中に小学5年生の子がいます、ですから何がなんでも20時までには番組収録を終わらせなければならないのです」

そう先生は詳しく話されました。

先生はスタジオに着いてすぐに収録出来るようにあらかじめ番組出演用のドレスを着て、その上に白のコートを羽織ってトークイベントに出演されてました。

僕は先生の話を聞いて鳥肌立ってきました。

何がなんでも20時までに番組収録を終わらせなければなりません。

最終予選に勝ち進んだ中に小学5年生の子がいます、と話された先生。

島津心美ちゃんだ。





湯川れい子先生の話を聞いて、今年の歌唱王の番組収録は島津心美ちゃんの年齢に合わせて番組収録のスケジュールが組まれていた事が解りました。

先生は15時になって立ち上がり、観客に挨拶され急ぐように会場を後にされました。







僕はこの日はずっと落ち着かなかったです。
湯川先生がトークイベントを退席された後、今この時間に心美ちゃんは全国1万7000人以上の歌自慢の歌手の中からファイナルラウンド進出者として激闘を繰り広げられているのかと思いましたら。

歌唱王2021ファイナルラウンド 島津心美ちゃんはCブロックでした。

こちら歌唱王公式Twitterの方から画像をお借りさせていただました。
心美ちゃんはど真ん中に写真が載っていてファンとして凄く嬉しかったです。










僕は歌唱王が放送される少し前に審査員を勤められた湯川先生にいろいろ番組について見所なども含めて聞いてみたりしました。

あと僕は湯川先生に歌唱王の放送が終了するまで島津心美ちゃんのファンである事は黙っていました。  

先生はファイナルラウンド進出者の歌手の歌について、この歌声をどうやって審査すれば良いのか本当に悩まれた事を話してくれました、歌唱力のレベルの高さはほぼ全員横並びに本当に素晴らしいですと。

湯川れい子先生はこれまで日本の音楽史に残るような歌番組の審査員を勤められてきました。

イカ天こと「いかすバンド天国」は日本中にバンドブームを巻き起こした大人気番組だったのをよく覚えています。
湯川先生は番組開始の1989年2月から1990年3月までの約1年間審査員を勤められていたそうですが。
僕はたまに見ていたのですが沖縄出身の名バンド「BEGIN」がこの番組で優勝し全国区の人気グループになったのが凄く印象に残っています。
ほぼ無名のバンドが全国放送の番組に出演してバトルを繰り広げて勝ち抜き優勝し注目されるのは、今の歌唱王に似ているように思えます、歌唱王はバンドではなくボーカルですが。

湯川れい子先生は2008年の「第50回日本レコード大賞」の審査員長も勤められました。

湯川先生が今も歌唱力を競う歌番組の審査員を頼まれる事が多いのは、音楽の審査員としての確かな実績の高さと思います。


僕が島津心美ちゃんを知ったのは昨年の6月頃。
アイドルファンの友人のゆうさんが撮影された島津心美ちゃんの生誕祭でのライブステージの動画を見て、その歌声の素晴らしさにいっぺんに魅了されてしまいました。

小学5年生でしたが年齢など関係なく思えるほどしっかりとした歌声と表現力。
動画見るだけではあきたらず、心美ちゃんの生の歌声が聴きたくて東京アイドル劇場の島津心美ちゃんの出演するステージを見に行くようになりました。











僕が心美ちゃんに惹かれる理由の1つに心美ちゃんがプロのボイストレーナーに教わらず、独学で自分の力であの素晴らしい歌唱力を身に付けられたのがあります。  

今「THEカラオケ★バトル」や「歌唱王」など他にもいくつもの歌バトル形式の番組がありますが。
このような歌バトル番組に出演するだけでも数千人や歌唱王のように1万7000人以上の中から選ばれるのですが、番組に出演するだけでも凄く大変な難関です。 

そしてそれらの番組に出演を果たした歌手のほとんどがプロのボイストレーナーによるレッスンを受けていると思います。
僕の知っているTHEカラオケ★バトルに出演した歌手は2人のボイストレーナーからボイスレッスンを受けてました。

そのような中で島津心美ちゃんかプロからのレッスンを受けず独学で歌を身に付けて、歌唱王決勝戦やTHEカラオケ★バトルに出演、100点撮ったら100万円の番組企画に次々に出演されたのは本当に凄いと思いました。

友人のTHEカラオケ★バトルや歌唱王などに出演している歌手についてとても詳しいエイセイさんに「心美ちゃん以外に独学でこれらの番組に出演した歌手はいるのでしょうか」と聞いてみた事があったのですが。
エイセイさんも「独学の人、僕も他に存じ上げないです」と心美ちゃん以外に知らない事を話してくれました。


心美ちゃんのTwitterを見ますとたまに小さな時の心美ちゃんと心美ちゃんのお父様が一緒に遊んだり心美ちゃんを抱っこしてあげたりしている写真を見たりします。

心美ちゃんの大好きだったお父さんは心美ちゃんが10歳の時に心臓の病気で天国に逝ってしまって。

心美ちゃんのお母様は一生懸命働いて心美ちゃんを育てられて。

その心美ちゃんを5歳の時からずっと支えられているお店があります。

「カラオケハウス 銀の夢」

心美ちゃんに歌の練習をずっとさせてあげらていて。
心美ちゃんがプロのボイストレーナーに教わった歌手に負けない力を身に付けられたのは銀の夢さんの協力があっての事と思います。

前に心美ちゃんのツイートで見たのですが、心美ちゃんはただ練習させてもらっているだけではなく、率先してずっとお店のお手伝いもして来られてきた事が解りました。

心美ちゃんテキパキした凄く慣れた手つきでお店を手伝っていて、ずっと続けられてきたんだと思いました。

ここまでやっている子もほとんどいないのではと思ってしまいます。





ハングリー精神のようなものが優れたアーティストを生むのかは解らないのですが。
心美ちゃんを見てますとそれを感じます。




歌唱王決勝戦の放送日は12月23日でした。

この日は天国の心美ちゃんのお父様のお誕生日。
なんという巡り合わせなのだろうと思ってしまいました。

ファイナルラウンドCブロックを1位突破した心美ちゃん

歌唱王決勝戦の舞台へ。

僅差で優勝は逃しましたがゲストから審査員まで心美ちゃんの歌声は大絶賛されてました。

僕はこの日はクリスマスの仕事の真っ只中で番組は見れなかったのですが。
仕事終わったあと心美ちゃんファンのみんなのTwitterを見たら、みんなの感動的なコメントが溢れていて。

心美ちゃんのお父様の誕生日に放送されたのは偶然なのかも知れませんが。

一生懸命頑張っている心美ちゃんとお母様へのクリスマスの奇跡のように思えてしまいました。












年が開けて2022年1月
湯川れい子先生が新型コロナウイルスに感染してしまった事を知って大変衝撃を受けました。

先生はファンのみんなに心配をかけない為にツイートしてくれましたが。
なんとか回復に向かわれた時に書かれたコロナに感染してしまった時の事をTwitterや新聞の記事に書かれたのを読んだ時は。
オミクロン株は重症化しないとメディアの楽観的な報道を考え直してしまう程の高齢者の方々には命の危険もあるほど症状の厳しさが書かれていて、オミクロン株の恐ろしさを知りました。

回復に向かわれたのを知った時は本当に安心しました。

先生は少しずつ仕事に復帰されていって、復帰後初のテレビ収録があった事をツイートされました。
「熱唱!ミリオンシンガー」という歌番組で大ヒットしミリオンを達成した曲をカバーし歌う歌唱力を競う番組の審査員を勤められました。





そして番組放送日が近づいてきて島津心美ちゃんのTwitterを見ましたら「熱唱!ミリオンシンガー」に出演していた事を知って驚きました。

「歌唱王」放送から約3ヶ月という短い期間で再び島津心美ちゃんの歌を湯川れい子先生が審査する事を知って、これも何かの縁なのだろうかと思ってしまいました。

心美ちゃんが「熱唱!ミリオンシンガー」で歌った曲は安室奈美恵さんの大ヒット曲「CAN YOU CELEBRATE?」

心美ちゃんの歌は本当に素晴らしかったです。
心美ちゃんがこの日安室奈美恵さん歌った時、Twitterのトレンドに「安室奈美恵」のワードが急浮上したほどでした。

全国放送の歌番組で瞳を輝かせながら高らかに歌う心美ちゃん。

その心美ちゃんの歌声を真剣そのもので聴き込まれている湯川れい子先生。

お2人の年齢差は75歳も離れていますが音楽を通じて魂が響き合われているように思えてしまいました。










若い世代で最も好きな歌手と、尊敬してやまない先生が全国の人々が見ている番組で、この短い期間で2度も共演された事に僕は本当に心から感動しました。


島津心美ちゃんはまだ歌手として始まったばかりと思います。

全国の人々に愛されるような素晴らしい歌手になってもらいたいです。