いつも仕事終わるのは20時過ぎなのですが、終わったあとどこかで美味しいコーヒーでも飲んで一息したいなと思っても今は20時過ぎてやっているカフェなんてどこにも無いです。
そのような中で僕が仕事終わりによく行くのが新宿駅構内にありますカフェ&バーの「BERG(ベルク)」さん。
店内営業は20時までですが、20時から23時まではナイトフィーバー(テイクアウト)タイムになります。
20時以降もカフェがやっているのは助かります。
店内で飲めないとは言え、お店から一歩出たところでお客さんみんな自由に飲んだりしてます。
ベルクさん店内で購入して外で美味しいアイスラテとラムチョコレートをいただきました。
べつに店内で飲めなくてもお店から一歩出たところで飲んでますから、お店で飲んでる楽しい気分はほとんど変わらないです(笑)
僕以外にも楽しそうに飲んでる方何人かいました。
ベルクさんの店内は月替わりで店内の展示作品が変わりますが、僕は毎月の店内の展示がとても楽しみにしてます。
仕事終わってアートを見れて作品に浸れるなんて幸せで贅沢な時間ですね。
今開催されているのはベルク副店長で写真家の迫川尚子さんの写真展「SHIN HIBAKARI」でした。
ナイトフィーバーの時間は店内に誰もいないので、店内の展示作品はゆっくり見る事ができます。
迫川さんの「SHIN HIBAKARI」の展示をゆっくり見てみました。
こちらの写真はまるでフランス映画の一場面のように見えて、ずっと見ていたいと思えるほど素晴らしかったです。
アルベール・ラモリス監督の作品のようでした。
よく見たら日本語が見えるのですが。
迫川さんの写真を見ていて最初懐かしいよう温かなな気持ちになりましたが、見ているうちに新しい写真のように思えてきました。
最近公開された迫川さんの師匠格になる森山大道さんのドキュメンタリー映画のタイトルを思い出しました。
「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」
迫川さんの写真は子供がよく写っていて、それが迫川さんの作品の独特な温かさと個性になっているように思います。
以前の迫川さんの展示作品で大道芸人を見ている子供の後ろ姿が写っていて、その作品を見たベルクの井野店長さんは。
「ここに子供の後ろ姿が写っているのが迫川らしくなってるんだよね」とそのようなツイートされているのを見たことがありました。
迫川尚子さんの写真展「SHIN HIBAKARI」とっても素晴らしい写真展でした。
迫川尚子さんが初めて出版された写真集のタイトル「日計り」
本の帯文に森山大道さんの言葉が寄せられています。
「寺山修司が新宿のネルソン・オルグレンならば、迫川尚子は新宿のヴァージニア・ウルフである」
よく写真家として迫川さんが紹介される時に森山大道さんの迫川尚子は新宿のヴァージニア・ウルフと言われた言葉が引用されてますが。
本当に凄いと思うのは文章の一部分だけでなく、森山大道をさんが迫川尚子さんの事を寺山修司とまったく同じ評価で語られた全部の文章のように思います。
森山大道さんと迫川尚子さんは師弟のような間柄なのだろうか。
写真家 森山大道さん。
世界で1番高く評価されている日本人写真家。
ニューヨークのメトロポリタン美術館、パリのカルティエ美術財団で個展を開催し、ニューヨーク国際写真センターが主催する「第28回インフィニティ賞生涯功績部門」日本人初受賞。
2019年には写真界のノーベル賞と呼ばれる「ハッセルブラッド国際写真賞」を受賞され、世界から尊敬されている写真界の世界最大の巨人の1人です。
こちら2009年に放送されたNHKのETV特集「その路地を右へ~森山大道 東京を撮る~」の放送された時の映像です。
僕は番組は見ていないのですが、この番組を見た方が番組の画像をアップされてましたのでお借りしてしまいました。
森山大道さんと共に迫川尚子さんも登場されたそうです、凄いですね。
こちらはつい先日まで上映されてました森山大道さんの最も新しいドキュメンタリー映画の予告編映像です、82歳の写真家が海外に行くとまるでロックスターのように世界を熱狂させている姿に驚かされます。
この短い予告編見ただけでもどれだけ凄い写真家なのだろうと思ってしまいました。
僕はカメラも持っていないですし、写真についてはまったくの素人なのですが写真を見るのは大好きです。
ベルクさんで開催されている迫川さんの写真展のタイトルは「SHIN HIBAKARI」
初の写真集「日計り」と同じタイトルですが。
懐しさと新しさを感じさせてくれる2021年の迫川さんの新しい日計りをゆっくり見れて幸せな時間でした。