テアトル新宿で上映されている映画「ベイビーわるきゅーれ」です。
映画の上映開始時間は21時と普通の映画館で言うとレイトショーと言ってもいい時間帯での上映でした。
僕はたまに映画館のレイトショー観に行ったりするのですが、この時間に観に行って映画館混んでいるのまず見たことないので、今回の「ベイビーわるきゅーれ」もこの時間帯だから空いてるだろうなと思って、映画館入口付近でスマホでオリンピック閉会式を観てました。
ところが。
映画上演開始30分くらい前から映画好きの1人客や数人客、カップルの客などが続々と映画館に入っていくのを見て驚きました。
僕は「これはマズい、急いで入らないと下手したら席取れないかも」と慌てて映画館に入りました。
僕は今回の「ベイビーわるきゅーれ」という作品についてまったく予備知識なく観に行きました。
知っている知識と言えぱ、僕が2年ほど前から通っている秋葉原のメイドカフェの名店「ハートオブハーツ」が映画の撮影で使われて、僕はそれでこの作品を観に行こうと思いました。
映画館に入って会場に座りましたら館内は9割くらい埋まっていて、この時間こんなに席が埋まった映画は僕は初めて見ました。
今上映している映画館によっては一席ずつ空けているソーシャルディスタンスで入場制限している映画館もありますかテアトル新宿はやってませんでした、それでこの入りです。
テアトルは感染対策はしっかりとしてました。
「ベイビーわるきゅーれ」のテアトル新宿での上映時間はこの21時の回のみです。
この時間に満席近くにまでする映画とはどのような映画なのだろうかと期待に胸をふくらましました。
映画は高校を卒業したばかりの2人の少女、杉本ちさと(高石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)が主人公のストーリーで2人の仕事は「殺し屋」
ちさともまひろも本当に今どきの女の子といったキャラに描かれてます。
2人の普段の会話も普通のティーンの女の子の会話、ゆる過ぎるくらいゆるくて見ていてフニャフニャになってくるほとなのですが。
2人の「殺し」のアクションは日常シーンとはまったく真逆で、これまで見た殺し屋映画とは比較にならないくらい凄まじいばかりのハイスピードアクションを見せてくれます。
映画冒頭のコンビニでの伊澤彩織さんの凄いアクションシーン
このシーン見ただけで普通のアクション映画とは違うと思いました。
よくあるアクション映画の大きな立ち回りとは真逆な、お互いに相手を最小限の動きと間合いを詰め接近戦で仕留めようとする、手に汗を握るような実戦的なもの凄い斬新なアクションシーンです。
そしてこの斬新なアクションがこの映画の全編に貫かれています。
監督の阪元裕吾さんはまだ25歳と知って驚きました。
僕は阪元監督の事は今回の作品で初めて知りましたが、その阪元監督の斬新なアクション演出は凄く評判になっているみたいですね。
少し阪元監督のインタビューなど読んでみたのですが、ハリウッド映画ではなく少年ジャンプから影響を受けている事を話されていて、それで映画の枠にはめられていないような演出されているのかと思いました。
そして「ベイビーわるきゅーれ」という作品の核とも言っていいアクションを作ったアクション監督の園村健介さん、数多くの日本映画やドラマ、アニメ作品のアクションを作られてきた方です。
まひろを演じた伊澤彩織さんは本物の女性スタントマンですが、ちさとを演じた高石あかりさんは女優です。
主演を勤める2人がいかに同じレベルでアクションを演じ見せられるか凄く工夫されたそうです。
高石あかりさんは舞台版「鬼滅の刃」でメインキャストの禰豆子を演じられて大変話題になり注目されている方です。
阪元裕吾監督と園村健介アクション監督は永遠に喋るだけ会話し続けてこの世界レベルの超一級品のアクションを創られていかれたそうです。
映画を観ていて中盤以降に僕がこの場面を見る為に映画館に来たシーンが始まりました。
秋葉原のメイドカフェ「ハートオブハーツ」で撮影されたシーンです。
僕は映画を観る前はハーツが撮影に使われたとは言え、少し映って終わりなのかもとも思ってました。
2年ほど前から通っているお店なので少しでも映画に映っていたら嬉しいなとそんな感じで観に行ったのですが。
まったく違いました。
ハートオブハーツで撮影されたシーンは映画全編の中でも最も大きな見所の1つでした。
特にヤクザの組長を演じた本宮泰風さんと息子で組員のうえきやサトシさん演じたヤクザとメイドとのやり取りは映画見ていて全編で1番大爆笑したシーンでした。
なんだか久しぶりに映画館で観客みんなで爆笑して本当に楽しくて幸せな気持ちになれました。
この映画を観た人の多くの感想がみんなメイドカフェの場面で大爆笑してましたが、中には今年見た映画で1番爆笑したと書いた人もいました。
ヤクザ組長の本宮泰風さんが「ひよこのぴよぴよぽんぽこオムライスを1つ」と言ったシーンでここでまず爆笑してしまいましたが。
僕はこの後の本宮さんのセリフにとても心打たれました。
「はっはっはっ、かずき、こういうのも含めて楽しむもんだろう、なかなか楽しい店じゃないか」
このセリフでした。
まったくその通りでメイドカフェの楽しさは端から見たら恥ずかしいような事を一緒になってやって楽しむ事と思います。
メイドさんたちはお客様に楽しんでもらおうとオムライスやデザートプレートにイラストを描いてくれたり笑顔ておまじないをやってくれたり一生懸命おもてなししようとしてくれます。
こちらハートオブハーツのメイドのもちさんが僕のデザートの皿に描いてくれた禰豆子のイラスト。
真っ白な皿にチョコレートで書き直しの出来ない一発勝負のイラストを1分ちょっとくらいで本当に見事に描いてくれました。
これを描くところを見たら多くの人がメイドカフェのイメージ変わるのではと思います。
メイドカフェは僕らお客もここに来たら何でも楽しんでみようと思ったらこんなに楽しい場所は無いと思います。
青服メイドの福島雪菜さんも可愛いらしくてとっても良かったです。
ちなみにハートオブハーツに通ってるお客はみんな知ってますが。
高石あかりさんと伊澤彩織さんが着ていた制服が昔からあるハーツの制服で、福島雪菜さんや他の出演していたメイドさんの制服は最近出来た青制服と呼んでいる制服で、この制服はAKB48なとの衣装を手掛けている大変有名なブランドがハーツのためにオリジナルで作ってくれた衣装です。
この後、ハーツの店内でもの凄いアクションが起こるのですか、もう高石あかりさんの凄みさえ感じるほどのアクションと演技はこの映画の最高の名場面の1つと思います。
この映画の2人の主人公の最大の見せ場は伊澤彩織さんはクライマックスの三元雅芸さんとの対決と思いますが。
高石あかりさんの最大の見せ場はこのハートオブハーツでの場面と思いました。
メイドと殺し屋なんてまったく真逆のキャラを組み合わせた阪元裕吾監督のセンスに本当に脱帽しました。
高石あかりさんがハートオブハーツで見せたメイド服着た殺し屋は、これほど格好良くてキュートな殺し屋は見たことない、まったく新しいキャラを創造されたと思いました。
高石あかりさん大好きでファンになりました。
映画のクライマックスの伊澤彩織さんと三元雅芸さんとのバトルはもう世界最高レベルの超一級品のアクションと思いました。
女優としても「ベイビーわるきゅーれ」をきっかけに凄く人気出ると思います、僕もファンになりました。
映画「ベイビーわるきゅーれ」を観終わって、この時間にほぼ満席に近いのが解ったと思いました。
「ベイビーわるきゅーれ」のレビュー見ましたらこの映画にハマって何度も何度も観て5回も観たリピーターもいました。
何十億何百億もの制作費をかけた大作でも一回観れば十分な映画もありますが。
低予算映画でも極めて良質な映画は何百回観てもまったく飽きない作品もあります。
映画「ベイビーわるきゅーれ」はあきらかに後者の作品で何回もリピートしたくなる作品と思いました。
あのインディーズ映画ながら日本や世界で大ヒットし数多くの国内外の映画賞を受賞した「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督は「ベイビーわるきゅーれ」を観てこれ以上無いと思えるほど大絶賛されてました。
映画の馬鹿力、エンタメの馬鹿力。
本当にそう思います、今このような映画の馬鹿が付くほどの力を持った作品は少なくなったように思いました。
「ベイビーわるきゅーれ」はそんなエンターテイメントに渇望している映画ファン、アクションファンの欲求を心底満たしてくれる作品と思いました。
伊澤彩織さんと言えば、racikuというロックバントの「高鳴り」という曲のMVで正体不明よ怪物と日本刀で戦う女子高生の役でもの凄いアクション披露して本当に魅了されてしまいました。
このMVはracikuのメンバーがたまたま伊澤彩織さんがTwitterにアップされていたアクションを見て魅了されて伊澤さんのアクションの為に曲を作りたいも申し込まれて実現されたそうてす。
MVと伊澤さん自身による解説のメイキングも見てアクション映像が作られる創作過程が詳しく解り、アクションを作る事の凄さとプロフェッショナルの仕事にとても感動しました。
アクションの世界は殺陣の動き1つ1つに意味があり本当に奥が深い世界と思いました。
映画「ベイビーわるきゅーれ」を観に行った翌日仕事休みだったのでハートオブハーツに行ってきました。
ここでメイドカフェハートオブハーツに初めて行った時の事について。
僕がメイドカフェ「ハートオブハーツ」に初めて行きましたのは2019年の10月。
首都圏に史上最大規模の超大型台風19号が首都圏を直撃した日に、ハートオブハーツはお店を避難所として無料解放しアメリカ人や国内のお客様などどこもお店がやってなく困っていた方々にお店解放し喜ばれた記事を読んで凄く感動し、お店に通うようになりました。
こちら台風直撃した10月12日に撮られたハーツさんの写真。
大型台風直撃の日なのに最高の笑顔でお客様をおもてなしする姿に心から感動しました。
お店にパンフレット持参して行ったのでメイドさんたちに見せたらとても喜んでくれました。
このパンフレットなのですが内容が凄く充実していて。
ドラマのセリフと高石あかりさんと伊澤彩織さんが歌う挿入歌が付いたパンフレットで1000円でこの内容は本当に嬉しいアイテムでした。
映画の世界観が観終わった後もパンフレットとCDでたっぷり余韻に浸れます。
中国人の女の子メイドのきずなちゃんにオムライスに映画のように「仁義」って書いてもらいました。
こんな感じに映画観たファンがハートオブハーツに来ると二度楽しめると思います。
「ベイビーわるきゅーれ」でのハートオブハーツのシーンはたんに撮影場所と言うだけでなく、作品の完成度に大きく影響及ぼした映画とメイドカフェとのコラボレーションのようにさえ僕には思えました。
映画にも出演しているお店の人気No1のメイドのあずにゃんさんとお話ししました。
あずにゃんさんに映画凄く良かったですよ、ハーツの場面は凄く重要な場面でしたと言ってパンフレット見てもらいましたらとても喜んでくれました。
ハートオブハーツのあずにゃんさんはお店の人気メイドだけでなく、お店の代表取締役として経営者としても頑張られています。
あずにゃんさんにパンフレットと一緒に撮ってもらいました。
ちなみに映画の宣伝にもよく使われているこの場面の高石あかりさんと伊澤彩織さんのお2人の後ろに映っているのがあずにゃんさんです。
あずにゃんさんともう一人のお店の共同経営者のもちさんのお2人は本当にスーパーメイドと思います。
先月、フジテレビで長年放送されている人気ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」でハートオブハーツが密着取材を受け放送されました、ナレーションはTwitterフォロワー数511万人の世界的なアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅさんが担当されて、もちさんとあずにゃんさんのメイドという職業に賭ける情熱に全国の多くの方々が感動しました。
きゃりーぱみゅぱみゅさんもナレーションという仕事を超えてお2人に共感し、もちさんとあずにゃんさんにお店に行って会いたいですとお2人に直接リプを送られてました。
最近はハートオブハーツのこのコロナ禍での取り組みが大変な評判を呼んで、朝の情報番組などによく紹介されています。
TBS朝チャンでの「コロナ禍で勝機を見出だした企業」として東京オリンピック2020のユニフォームを制作されたAOKIと一緒に紹介されてました。
あずにゃんさんともちさんのお2人はお店の営業終えた後の夜22時頃から朝方の5時まで毎日欠かさずSHOWROOMやTiktok配信しています。
そして毎日午前3時というとんでもない時間にお2人でライブ配信しているのですが、何故こんな時間にライブやるのかと聞きましたら海外のハートオブハーツのファンに向けて配信していて。
あずにゃんさんはよく英語や南米のブラジル・ポルトガル語、時にフランス語まで交えて海外のファンと交流されています。
あずにゃんさんはいずれコロナ禍の後の未来の事を考えて世界と交流されているみたいです。
それをもう10ヶ月くらい毎日配信されていて今は世界中からのTiktokフォロワー数56万人(8月20日現在)9億以上いいね!付いてるそうです。
メイドカフェは日本だけでなく世界中にあるそうですが。
Tiktokフォロワー数56万人はメイドカフェというジャンルでは間違いなくハーツさんは世界一のフォロワー数と思います。
それに驚かれてTBSの朝チャンやフジテレビのめざましテレビなどでハーツの取り組みを紹介されてました。
僕がハーツさんに行った時にちょうど取材に来ていて取材を受けました。
朝のワイドショーのビジネスコーナーでハーツさんが大きく取り上げられた番組に出演させていただいて、少しはお店のお役に立てたかなと思っています。
ハーツさんのTiktokの面白さは毎日の様に店内で撮影配信していて何がバズるかわからない面白さがあります。
こちらメイドのララさんのショートコントの様なTiktokが100万回以上再生されて10万以上のいいね!がついて驚きました。
東京オリンピック2020のイタリア代表チームの公式Instagramで日本を紹介するストーリーズにハートオブハーツが大きく取り上げられてメイドカフェの文化を世界に発信されました。
これはハートオブハーツがメイドカフェの日本代表に選ばれたみたいでとても嬉しかったです。
あずにゃんさんと「ベイビーわるきゅーれ」のパンフレットを見ていていろいろお話ししました。
あずにゃんさんは高石あかりさん本当に可愛いらしくて、伊澤彩織さんは凄く格好良かったですと話してくれました。
あと高石あかりさんと伊澤彩織さんが着ていたメイド服について。
ハーツの制服って他のメイドカフェの制服と比べてもかなり独特で、これまで阿部寛さん主演の「結婚できない男」の続編にも登場したり今回の「ベイビーわるきゅーれ」にも使われたりしましたが、きっとこの制服の個性的な可愛いらしいデザインにもあるのではと思いました。
僕があずにゃんさんにこの制服は有名な方がデザインされたのでしょうかと聞いてみましたら、あずにゃんさんは。
「いいえ、新しい青制服は有名な方がデザインしてくれましたが、この制服は社長(現・会長の北山さん)がデザインしたみたいです」
そう話してくれて驚きました、あの可愛らしく高石あかりさんが着たら凄く格好いい制服が北山さんがデザインされていたなんて。
パンフレットの高石あかりさんのプロフィールのところにも制服写真大きく載ってました。
僕か映画の最後のエンドロールにもパンフレットにもあずにゃんさんとのんたんさんの名前がありましたよと伝えましたらとっても喜んでました。
ハーツのメイドさんであずにゃんさんと一緒に出演したのんたんさん。
ららさんにオムライスに「極道」って書いてもらいました。
のんたんさん、本宮泰風さん演じるヤクザの組長が凄い迫力でしたと撮影の時の事を話してくれました。
「ベイビーわるきゅーれ」ファンの方はお店に来たら出演したあずにゃんさんやのんたんさんから撮影の時の事などお話し聞けるかと思います。
映画「ベイビーわるきゅーれ」は本日8月20日から全国一斉に追加公開が始まりました。
アクション映画ファン、そして映画を心から愛するファン必見の作品と思います。
上田慎一郎監督が言われたように映画「ベイビーわるきゅーれ」には映画の馬鹿力、エンタメの馬鹿力があると思います、そしてこれは映画館の大きな迫力のあるスクリーンで観る事で作品は本領を発揮します。
僕も次の休日に池袋の映画館に再び観に行きます。