2023年夏の中盤戦 | 関谷洋平コーチのブログ

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日頃あったことや感じたことを書いています。

8月に入り清水エスパルスU10三島は5日(土)〜7日(月)の3日間で、ヴァンフォーレ甲府主催のヴァンタスカップに参加してきました。

チームとしては4月末の豊田ゲームス・ゴールデンウィークのヴァンタスカップ以来の宿泊遠征となり、前回までは1泊2日でしたが、今回は2泊3日選手たちと一緒に過ごすことができました。


◆8月5日(土)


松本山雅との試合は、長距離移動後のウォーミングアップのやり方→試合の入り方、天然芝ピッチでのプレーなど準備不足が内容・結果に繋がりました。

東京ヴェルディ戦は、先制されるも2-2まで持ち込み、自分たちのペースに持って行きましたが、逆転するチャンスを何度も逃し集中力の切れた隙を突かれ、そこから失点を許し敗戦。。

この日最後の横浜F・マリノスプライマリー戦も拮抗した展開が続きましたが、この試合に関しては、最後まで粘り強く戦い2-1で勝ち切ることができました。


最初の2試合があまり良い内容ではなかっただけに、最終戦がいろんなパワーやきっかけを与えてくれる試合となりました。その分ホテルでうるさいこと・・(苦笑)

ホテルチェックイン後は、みんなで買い出しに行ったり洗濯・風呂・食事をした後、全体ミーティングをして初日を終えました。


◆8月6日(日)

2日目は昨日の反省点を生かし、名古屋グランパス・ヴァンフォーレ甲府に粘り強く戦い抜き、どちらも勝ち切ることができました。勝因としては、苦しい時間等をチームで耐えて失点をしなかったこと、最後まで集中を切らさずに戦い切れたところだと思います。


この日の最終戦は川崎フロンターレ。

個人レベルの高い選手が多くいるチームで、選手たちも対戦を楽しみにしていました。

試合は先制を許し、前半は相手に攻め込まれる時間帯が続きましたが、後半は逆に自分たちが押し込む時間が多かったと思います。何度も決定機を作るも、それをことごとく外してしまい、追加点を取られ0-2となりました。そのまま試合終了とはなりましたが、その後も選手たちの最後の最後まで戦う姿勢は素晴らしかったし、あの勝ちたい気持ちや全身全霊で闘う気持ちをどんな相手に対しても持つべきだし、あの気持ちを常に持ち続けることが、更なる成長に繋がっていくと思います。


◆8月7日(月)


最終日の1試合目は中国の浙能緑城。

国外チームとの対戦ということで、変に力が入ってしまい普段の力を出せず、初日の課題であったゴール前の精度や決定機を逃し、最後に失点を許し敗戦。

これまでのコロナで、このような経験はあまりできていなかっただけに日本以外のチームと対戦することは貴重な経験になったとは思いますが、どんな相手にも自分のプレー・自分たちのプレーを出せるようになってほしいと思います。

2試合目の鹿島アントラーズ・3試合目の栃木SCとの試合は完全に力負け。ここで大きく感じたのは遠征3日目の選手のパフォーマンス。この暑さの中、強度の高い試合が続き、このチームで初めて3日続く大会に参加しましたが、疲れている中でプレー精度が落ち、苦しい時間帯や大事な場面で足が止まってしまう選手が多くいました。上に行く選手やチームは、その環境下でも最後の最後まで動けるし、動こうとするし自分のプレーを怖がらずにチャレンジすると思います。


1日目に課題が多く出て、2日目に少し改善し良いプレー・良い試合ができるようになりましたが、最終日に更なる課題が出てきました。

この遠征も多くの失敗と多くのチャレンジ・成功の出た3日間となりました。


チームは夏季休暇を挟み、17日(木)からトレーニング再開となります。まずは元気な顔で会えるのを楽しみにしているし、この遠征で経験したことを生かし、多くのトレーニング・経験を積んでレベルアップしていきたいと思います。