和歌山の白浜と言えば、白浜温泉だ、しかし「三段壁」にその面影はない、自殺願望の女性は多いそうである。
2月上旬、高さ50~60メートルに及ぶ切り立った断崖「三段壁」(和歌山県白浜町)を目的地に告げた2人の女性が、タクシー運転手の機転で救われた。
白浜署は2人の運転手にそれぞれ感謝状を贈った。
一人は、白浜第一交通田辺営業所の加藤晶彦さん(55)が女性を乗せたのは3日。
特急「くろしお」の最終列車がJR紀伊田辺駅に到着してまもなくの午前0時過ぎだった。
20~30代にみえた女性は「白浜方面にいってほしい」と言ってきた。
白浜町内に入って1・5キロほど走ったところで女性は今度は「アドベンチャーワールドに行ってください」と言った。さらに30秒もたたないうちに目的地を三段壁に変更したという。
時間が遅いこともあり違和感を持った加藤さんは三段壁の手前で「アレしに来たんか」と聞くと、女性は「うん」と答えたという。 そこで加藤さんは「気晴らしにアレいこか」とごまかしながら、「どこへいくんですか」と言う女性との会話を続け白浜署に向かった。そして、「この子を頼みます」と署員に託した。
二人目は、白浜第一交通本社営業所の植本敏一さん(68)は9日午後5時40分ごろ、JR白浜駅で「三段壁まで向かってください」という20歳くらいの女性を乗せた。
持ち物は小さなバッグ一つだったという。周囲は薄暗くなっていることもあって「おかしいな」と思いながらも、女性が「大丈夫」などと話すことから向かった。
三段壁の近くになって「友だちと待ち合わせか」と聞いたが女性は無言だった。思い詰めた表情だったため、「どこにいくのか」と問いかけると泣き出したという。
植本さんは110番通報して、その場で待った。
そのとき、女性がスマートフォンを差し出してきた。代わると、女性が住む地域の警察からだった。家族から捜索願が出ていた。2人の女性はともに県外から来ていた。それぞれ家族の元に戻ったという。
白浜署で2月27日、加藤さんと植本さんは、原口憲司署長から感謝状を受け取った。
加藤さんは「自ら命を絶とうと思う人がいなくなるような世の中になってほしい」と語った。
植本さんは「白浜は楽しい場所なので観光できてほしい」と話した。
私の周辺にも自殺をした女性がいる、同級生の男性もいた。
自分の命を絶つ、そんな思いにさせた周辺の責任もあるが、私の場合は鈍感さもありますが、そんな感じは微塵も感じなかった。
学生もいじめや友人関係で悩む子供もいる、ご両親はもちろん、ご家庭内での会話が豊富であれば防げるかもしれない。
一度しかない人生、死ぬ気になれば何でもできる。
命を大切にしましょう。