朝起きられない子は、そもそも食が細く、食べる量が少ない傾向があります。


食べたものが血になるので、量が少なかったり、消化吸収力が低いと、血が少なくなって、栄養も運べず、メンタルも落ちます。

悪循環にハマってしまいます。


よく世間で言われているのは、

〈鉄摂れ・肉食え・早く寝ろ!〉です。

これができたら苦労しませんよね。

できないから起きられないわけで、できていたら起立性や副腎疲労にはなりません。


まず、鉄が吸収できる身体の状態かどうかを考えてみましょう。

ミネラルはとくに吸収がむずかしいです。

吸収できる腸内環境を整えたり、消化力を高めていくことが先です。


お肉などのたんぱく質を食べたくても、食べると気持ち悪くなったり、下痢をしたりする子も多いでしょう。

たんぱく質じたいが消化の負担になっています。

消化酵素も元気じゃないので、なおさら消化に負担がかかります。

じゃあプロテインで摂ろうというのも、まだ早いです。

たんぱく質ではなく、ペプチド単位で摂るといいです。

早く寝たくても、塾もある、習い事もある、宿題もある、ゲームもしたい、夕食も遅くなる、そもそも眠れない。

そんな状況の子に、早く寝ましょうというのは酷です。

栄養の消化吸収力も落ちているので、睡眠ホルモンもなかなか作られない状態です。

ホルモン分泌が適正になるように、身体を整えていくことが先決です。


インナーケアで消化吸収力の土台をまず整えて、食べる力をつけていきましょう。

食べたものをきちんと消化できて、栄養を吸収できて、それを起きる力眠る力にできる身体を作りましょう。


以前に、子どもの心理学の先生とお話をしたときに仰っていました。

心のまえに、まずはしっかり食べること。

ここができないと、何もはじまらないと。


だからこそ、消化吸収力を上げていくことなんです。


朝起きられる子になるためのセミナーでの学びです。

消化吸収力に着目しているのは、はじめての視点じゃないですか?


ものすごい数の人たちデータをもとに、経験と知識によって導き出されたものです。

だから信頼できるし、納得できます。

全員が全員、おなじ体質ではなく、おなじ物を食べられるわけでもありません。

合う合わないがある前に、身体の持つ力のキャパが違います。

そのキャパは上げることができます。

身体は変わります。


長くなったので、続きはまた次回以降にお伝えしますね。

具体的に、どんなインナーケアをするといいかがメインの内容です。


しあわせ快眠デザイン

こども睡眠インストラクター
椎葉ゆう子


 

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