「パピーが産まれちゃったみたいよ
」と私が言ってからが大変。
夫パニックです…
どこかに停車してくれればまだしも、運転を続けながらパニクってくれるもんだから、危険なことこの上ない…
動物病院まで行くよりも、自宅に戻るほうが早いので急遽夫にUターンしてもらうことに。
その間もひっきりなしに質問攻めにしてくる夫。
とにかくプリンセスが胎盤を食べないようにというのが彼の言い分。
獣医さんやブリーダーさんから、胎盤は食べさせないようにと言われていたため、「胎盤食べてないだろうね?」とシツコイくらい聞いてくるのです。
※以前は胎盤を1つか2つ食べさせるよう推奨されていたようですが、最近は胎盤を食べさせるのを止めさせる傾向にあるようです
イヤイヤ、マジでそれどころじゃないのよ~
胎盤はしばらくしてツルンとでてきたのですが、もちろんへその緒はつながったまま。
慌てて飛び出てきたのではさみもないし、プリンセスが噛み千切れるようにへその緒をプリンセスのようにやると、へその緒には目もくれず胎盤を食べようとするプリンセス。
とにかくへその緒を引っ張らないように注意しながら、胎盤をタオルでつつみ、胎盤を食べようとするプリンセスとの攻防を続けていたのですもの。
ただ、最悪プリンセスが胎盤を食べてしまったとしても、多少履くかもしれないけど死ぬようなことはまずないと踏んでいた私は、プリンセスに胎盤を食べさせないようにするよりは子犬のへその緒を引っ張らないように気をつけることに注意をそそいでたのです。
狭い車内で、しかも私の膝の上にのせた小さなプリンセスの車移動用のベッドの上でのことなので、色んなことを同時にはできないでしょ?
それなのに、夫は「胎盤は?胎盤は?」とうるさいことこの上ない…
さすがにそんな夫には無視を決め込んで、ようやくおうちについて、産室でへその緒の処理をしようとする私に、まだ「胎盤は?」と聞いてくる夫…
シツコイのよ!!
獣医さんに言われた通り、約2cmくらいのところを糸でしばろうとしていると、
今度は「ブリーダーさんはへその緒はくくらなくていいって言ってたよ!鉗子ではさんで切れば良いってさ」って…
本格的に切れそうになりましたよ…
うちのどこを探したら鉗子なんてものが置いてあるのか教えて頂戴!
ブリーダーさんにちゃんと話を聞いておいて、前もって夫が買ってあったならまだしも、今日になってチャットで聞いた話で人に講釈をたれるのは勘弁してチョーダイ
そんな夫のたわ言に耳を貸すヒマなどあるわけもなく、とにかくへその緒を絹糸でしばって、消毒したハサミで切り取りようやくひと段落ついたわけです。
へその緒の処理をしながら性別を確認すると…
ちっちゃくてカワイらしいものが
男の子でした~
軽くパピーをタオルで拭いてあげ、プリンセスの乳首に口をもっていくと「チュッチュッ」と音をたててお乳を吸い始めたのです!
*** 力強くプリンセスからお乳を吸うソルト ***
これは感動の瞬間でした~!
胎盤胎盤とうるさかった夫もしばしこの光景に見入っているかと思いきや、
またブリーダーさんとチャット中でした…
このオトコは一体何者なんだろう?と一瞬思ってしまった瞬間でもありました…
とにかく、予想していたよりもはるかに血みどろな闘いになってしまったので、すでにすっかり母親らしくパピーの全身をなめてあげているプリンセスにパピーをまかせ、タオルにくるんでプリンセスから守り通した胎盤の処理をするために産室を離れ、ついでにすっかり汚れてしまったプリンセスを拭いてあげようとお湯の用意を始めていると、
「マダーム!またお産が始まったよ~!!」と夫の声が…
おいおい、もしかしてまた?
と思いながらも産室にかけつけると、
胎のうに包まれた子犬がすでに半分くらい出てきてるではないですか
展開早っ!
(続く)