男の意思は岩をも通す
こんにちは
今日は
いよいよ
森本亮次
僕の人生2人目の親父の最後です
昨日の記事
運命の人との出会いがあり
おとっつぁんは
それからもさらに加速した
何が?って
傍若無人さが笑
現場でも
他の若い子を叱りまくる
時には手も足も出す
若い子からは
どんどん距離を取られ
しまいには
みんなからは
まー森さんだから仕方ないかー
って
そういう存在
そういうキャラになっていった
伝え方は
ものすごく下手だけど
伝えてる内容は
筋が通ってる
当時の工事部長や
その上の人間も
正直頭を抱えていた
そんな時
会社の近くの土地を安く借りられる話があり
その当時考えていた
産業廃棄物の処理業を進めることとなり
そこの工場長として
おとっつぁんを指名した
我が強く
不器用な人だけど
僕からしたら
責任感が強く
人見知りせず
ハッキリと言える度胸のある人
だからこそ
もってこいだった
そこでおとっつぁんに話し
承諾してもらった
その時
おとっつぁんは僕に言った
『 わしもずっとはやってられんで 』
僕はその意味を分かってた
でも
その時は
おとっつぁんがいちばんの適任者だったから
お願いする事にし
おとっつぁん専用の
重機と処理機を用意した
この機械
なんと
5.000万
そのほかにもいろいろ用意して
もうプラス3.000万位掛かった
その数字を知ってるおとっつぁんは
持ち前の責任感を発揮して
どんどんお客を増やしていった
そうして
お客さんからも
工場長!
とか
森さん!
とか
親父!
とか
時には
社長!
なんて呼ばれる様になっていた
おとっつぁんに
ずっとつきっきりで付いていた若い子も
おとっつぁんは
我が息子の様に大事にしていた
その子が何度か逃げ出し
戻ってくると
その子がいない時には
『 あの馬鹿ただじゃ済まさん 』
なんて言いつつも
いざ帰って目の前に来ると
『 よう帰ったなぁ 』
と
目に涙をいっぱい溜めて
今にも泣いてしまいそうな声で
そう言っていた
どれだけ短気で
どれだけきつい言葉を言っていても
本当は
すごく心の優しい男だった
僕は
おとっつぁんのそんな瞬間を見るたびに
心があったかくなっていた
そして
この工場を任させれてから3年近く経った頃
おとっつぁんは
一大決心した
そう
独立である
氷室建設の人間として
最後に飲んだ時
おとっつぁんは僕にこう言った
社長
わし
もう一花咲かせたいんや
50にもなって
笑われるかもしれんけど
どうしても
そうしたいんや
社長には
返しきれん恩があるんやけど
勝手なわしを許してくれ!
僕は
その話をしてくる事
わかってた
もっと言うと
そうなって欲しいと思ってた
だから
こう言った
良かったじゃん
男は死ぬまで男だで
そのまんま
格好良く死んできゃあ
ってね
僕とおとっつぁんだからわかる
その会話だった
そして
おとっつぁんは独立した
たった1人で
自分の看板を背負い
生きてく事を選んだ
それから数年
色んな橋を聞いた
森さんの会社
やばいらしいよ
森さん
頑張りすぎて病気になったらしいよ
森さん
支払い滞っとるらしいよ
なんて
良い話はひとつもなかった
それでも
おとっつぁんの土場に行き
おとっつぁんが畑で作ってる野菜をもらい
漬物にして
おとっつぁんに渡したり
大丈夫?
って心配な気持ちだったけど
そんな事は一言も言わずに
2人で飲んだりもした
そして
3年ほど前から
連絡が取れなくなった
後から聞いた話だと
困りに困って
僕に電話をした事があったらしい
でも
僕からの折り返しがない事で
見捨てられたと思ったのか?
どう思ったのかわからないけど
僕からの連絡は取らなくなった
僕は
それはそれでいいと思ってた
おとっつぁんが意地を張るなら
その意地を受け止めよう
そう思った
そして先週
三浦さんからの連絡だった
話を聞き
おとっつぁんの意思で
誰にも伝えてほしくないとの事だったけど
僕は会いにいった
棺桶の中で
冷たく
そして
小さくなったおとっつぁんを見て
僕は思った
最後まで
男だったね
って
僕が
今回森本亮次の事を書こうと思ったのは
言うまでもなく
あの人の事を大好きだから
だから
僕ができる事として
書く事にした
書いていていちばん思うのは
文字では書ききれない
って事
だから
おとっつぁんの話を聞きたい人は
連絡下さい
僕が直接
この人がどれだけ格好良いか?
お話しします
もう会えないけど
そんな人が居たんだなって
知ってくれたら嬉しいです
最後に
おとっつぁん
2人で沢山酒飲んだね
誰の言う事も聞かないおとっつぁんが
俺の言うわがままは聞いてくれたね
親父が死んだ時
早すぎるわって
言ってたけど
おとっつぁんも早かったね
おとっつぁんは
男として
人として
沢山の顔を見せてくれたね
格好良いところも
悪いところも
強いところも
弱いところも
沢山の
本当に沢山の森本亮次を見せてくれた
俺はね
出会った頃からずっと
おとっつぁんの事大好きだったよ
頑固で
意地っ張りで
不器用で
情が厚くて
断れなくて
情に脆い
でも
あなたは
人一倍
優しい人だったね
ひなたじゃなくて
日陰でその優しさを出すおとっつぁんは
俺にとっては
めちゃ格好良い親父だった
おとっつぁんはいつも
わしが社長を支える
わしが社長を守る
って言ってくれてたけどさ
本当にそうだよ
いつも支えてくれてありがとう
葬式に行った時にさ
俺初めて三浦さんのお母さんに会ったの
そしたら
お母さんが俺の顔を見たら
すぐに泣いてこう言った
亮さんがいちばん会いたかったと思います
って
良かったね
亮さん
ってね
心臓が止まる2時間前まで
食欲も全くないのに
パン食べてたんだってね
わしは生きるんだ!
って
亭主関白なおとっつぁんが
14年連れ添った三浦さんに
苦労ばっかかけてごめんな
って
言ったんだってね
おとっつぁんが亡くなって
昨日
俺の連れのよしあきから電話あったよ
よしあきからもお金借りてたんだってね
おとっつぁん
借金いっぱい残したけど
よしあきには
ちゃんと返したんだってね
よしあきが
どうして優に言わんの?
って聞いたら
もうこれ以上
社長には迷惑かけれん
って
言ったんだってね
おとっつぁんは
ずっと
おとっつぁんらしく生きたね
おとっつぁんがさ
酔っ払うと必ず言ってた言葉
男の意思は岩をも通す
本当に
岩をも通して貫いたね
誰に何と言われようが
森本亮次は
人生を全うしたね
俺は
あなたのおかげで人生が豊かになった
多くの人のうちの一人
目に見える世界ではわからんけど
目に見えない世界では
そんな人は沢山いるよ
それが
あなたが生きた証です
俺は
あなたから教わった男の在り方
背負って生きてくよ
だから
あの世で酒でも飲んで見てて
俺がそっちに行った時
俺は胸張って
満面の笑顔でおとっつぁんに聞く
どうだった?俺の人生は!
ってね
三浦さんの事も心配しなくていい
頼まれてもいないけど
ちゃんと
できる事はするから
62年間
不器用なりに
突っ張って生きてきたけど
もう楽になってね
あなたのお陰で沢山のことを学んだ連中が
必ずあなたの意思を継いでくから
笑って待っててね
俺は
森本亮次という男に出会えて
本当に良かった
心からありがとう
そして
読んでるかわからないけど
あのジジイを
ずっと支えてくれた三浦さん
よく頑張ったね
これからも色々あるだろうけど
一人じゃないからね
遠慮しないでね
お互い
同じ男に惚れたもん同士
力合わせて頑張ろう!
以上で
森本亮次の人生シリーズ
終わります
おとっつぁん
ありがとう
そして
長くも短かった
波瀾万丈な人生
お疲れ様でした。
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