はい。
昨日のショック(←アメリカが当らないショック)から立ち直って本日も読書記録です。
結局フランチェスカには日本の国旗のストラップをつけることにしました。
なかなかいい感じです。 今日もガチャポンしに行こうと思います。 あきらめは悪い方です。
というわけで、『不連続の世界』の4作目、
『砂丘ピクニック』
題名からわかるように、主人公たちはT県の砂丘に来ています。
もう鳥取県って書いちゃえばいいのに。(←
で、主人公が砂丘に来た理由は、翻訳家をしている友達のつきそいです。
では、その友達はなぜT砂丘に来たかというと、今度翻訳する本にひっかかる文章があったからなんですね。
その本は、フランスの物理学者を本業とする人物が書いた本です。
その本の中で、その人物の日本での体験も書かれてあるのですが、それこそが問題の文章です。
その文章の内容は、要約すると『砂丘が消えた』というもの。
もちろん、『砂丘が消えた』のにはちゃんとトリック(?)があるのですが、トリックがわかっても「不思議だ」と思う気持ちは消えません。
やっぱり、舞台が砂丘だからでしょうか? 砂丘や砂漠って、すごく神秘的ですよね。
夜は言うまでもなく、昼も砂丘の空気って微妙に黄色っぽくて、なんかヘンなカンジ。
あと、この謎と並行して、ミニシアターに入った人間が消失した謎もあばかれます。
このストーリーはなによりも砂丘という舞台設定に魅力を感じました。
『夜明けのガスパール』
妻が里帰りし、その途中で行方不明になってもうすぐ一年。
そんなときに、主人公は仲間から『夜行列車で怪談やりながら、さぬきうどんを食べに行く旅』に誘われます。
夜行列車で怪談…。 なんといううらやましい旅だ。
自分が持っている心霊写真に関する、ちょっとイイ話。
自分が、正体不明の何かが窓をノックする音を聞くと、必ず身の回りに良くないことが起こるという恐ろしい話。
手術をしてみたら、胃の中にごっそりと長い髪の毛が入っていた男の話。
怪談は順調に進んでゆきます。
っていうか二番目の話怖すぎ。
窓をノックする音を聞いて「ここは二階なのに…。」とかはホラーの定番ですが、その音を聞くと身の回りに不幸が……なんて続きがあると、怖さの二乗ですよね。
そして、このストーリーでも大事なのはやっぱり舞台。
夜行列車の中。
何度もかかってくる無言電話。
そして、語られる怪談の数々。
……最高じゃないですか。
あと、ストーリーの本筋の方はですね…
読み終えたときに、何と言うか、絶対裏切らないだろうと信じていた味方に裏切られたような気分になりました。
ナイス!!
というわけで、これにて『不連続の世界』の感想はおしまいです。
とにかく、ページをめくるのに、物語を読み勧めるのに勇気のいる本でした…!
読んでいて不安定な気分になる物語と、このタイトルのイメージはぴたりと一致します。
いや、それはもう不安定な気分になりますよ。 うろ覚えの皇帝ペンギンなみに。 絶望した。
でも、結構量があるのに一気に読めてしまうくらい面白かったです。 気が向いたら是非。