明日いよいよ入学式です。
もちろん、頑張って受かった高校ですし、楽しみな気がしないでもないですが、
ああああ、もう休み終わりかよ~~ってかんじです。
春眠暁を覚えず、とは言いますがホントに、学校に行かずに寝ていたい気分です。
で、夏は暑いので寝ていたい。
秋は涼しくなってきたのでぐっすり寝ていたい。
冬は冬眠です。
そんな気分で、『心の鏡』の感想つづきです。
『アルジャーノンに花束を』
この本の著者、ダニエル・キイスさんは、『アルジャーノンに花束を』という長篇小説でネビュラ賞を受賞しました。
そういえば、私も一年くらい前に読んだ覚えがあります。
で、この『アルジャーノンに花束を』は、その原型となった中篇です。 こちらはヒューゴー賞を受賞したようです。
このストーリーの主人公、チャーリイは知的障害者です。
読み書きなんかは苦手なわけですが、ストーリーはチャーリイの、『経過報告』によって語られます。
何のための経過報告か?
それは、チャーリイが(言葉は悪いですが)実験体として参加した研究の経過報告です。
その実験の内容は、人間のIQを高くする、ということ。
三倍のIQになるらしいですよ。
そんな得体の知れない実験、実験体になってくれる人がいなかったのでしょう、『利口になりたい』と強く願っているチャーリイに白羽の矢が立ちました。
この実験によってチャーリイはどんどんかしこくなっていきますが、果たして頭の良さや知識は、幸せを与えてくれるのでしょうか…? …というのが、この物語のテーマです。
また、アルージャーノンとは、チャーリイより先にその実験を受けたマウスの名前です。
中盤ではほとんど登場しないのですが、最後の行に彼の名前が効果的に使われています。
少なくとも、私には効果的に思えました。
以前長篇の方を読んでいたからオチはわかってるはずなのに、最後の一行、アルジャーノンに関する記述のところで泣きそうになります。
チャーリイは、読み書きもまともにできなかった時もかしこくなった時も、どちらも心は同じように繊細で優しいままでした。 だから余計に読んでいる方は悲しくなるのです。
かしこくなるということは、知識をたくさん吸収できて楽しいことである一方、世の中や人間の汚いところを知る辛いことでもあるのかなあと思います。
ようは、かしこかろうがおバカちゃんであろうが、何かしら障害を持っていようが幸せになれる、優しい人ばかりの世の中なら良いんですけどね。
やっぱり、何回読んでもすごくいいお話でした。
設定もSFチックで面白いですし、おすすめです。
あと余談ですが、コレ読んだ直後だったので、今週のジャンプに載っている『SKET DANCE』の小ネタにやたら食いついてしまいました。
チュウさんが実験に使ってたマウスの名前が『ミッキー』と『アルジャーノン』でしたww
やっぱり実験に使うマウスと言ったらアルジャーノンなのか…。
でも、アルジャーノンって名前、なんとなく上品な響きでカッコイイですよね♪