今まで『おやすみ、こわい夢を~』の感想書いていたんですが、急遽こちらに脱線しちゃいます。
なんでも、これは図書館で借りてきた本なんで…。
パパッと記録つけて返さねば
最近学校で恐竜展の宣伝の広告が配布されました。
GWと重なるように、恐竜展が開かれるわけですが……
このことからもわかるように、学生にとって 博物館=長期休み なわけで。
そう考えると『八月の博物館』ってなんか秀逸と言うか、情緒のあるタイトルだと思いませんか?
夏休みと博物館。 これほど相性のいい組み合わせもなかなか見つかんない。
この組み合わせと対抗できるとしたら、グリコのカフェオレ×森永ハイチュウのコンボくらいです。
あくまでも私の偏見ですが。
そんなビミョーな前置きから、瀬名秀明さん著の『八月の博物館』の感想、スタートです!
えーっと、まずコレを読んでみようと思った理由は、やっぱり裏表紙に書かれたあらすじですね。
いいカンジのあらすじだったので一部抜粋。
『小説の意味を問い続ける作家、小学校最後の夏休みを駆け抜ける少年、エジプトに魅せられた十九世紀の考古学者。 三つの物語が出口を求め、かつて誰も経験したことのない感動のエンディングへと至る!』
この『三つの物語』は、最初ちっともそれぞれが作用し合っているようには感じません。
でも、中盤から三つの物語は、交差し、重なり、影響し合って、ひとつの、あるいは三つのエンディングへと繋がる様子は圧倒されます。 すげえええ、みたいな。
途中から「どれが小説でどれが現実?」ってぐちゃぐちゃになりますが、その小説と現実、過去と未来がごっちゃになって、やっと一つの『八月の博物館』という小説になるわけですね。 スゴイです。
さて。
そんな壮大なストーリーなので、いつもみたいに話の全体像を語るのはとってもムリ。
そこで、「イイ!」と思った文だけを抜き出す、という方法に踏み切ってみようかと思います。
まず、最初の章にある文章を三つほど。
『そして、改札の向こうには、まぎれもなく夏が広がっていた』
『夏休みだから恐竜展がおこなわれているのではない。 実際は逆だ。 恐竜展が開催されると、日本に夏がやってくる。 博物館が夏を運んでくる。』
『そう、これまでにたった一度だけ、「ここから物語が始まる」と強く感じた瞬間がある。 (中略) あのときも博物館があった。 あのときも恐竜がいた。 夏休みだった。 太陽は照り、影は濃く、緑は鮮やかだった。 博物館が、恐竜が夏を連れてきていた。 そして物語を連れてきていた。』
この三つの文を読んだら、もうページをめくる手が止まりません。
夏の改札。 夏休み。 そして物語。
夏が、長期のお休みが、恐竜展が、そして物語が始まろうとしています。
「待ちきれない!」の要素がそろっていると思いませんか?
暑くなってくると、影や緑の存在感が増してくると、無性にワクワクしますよね。 あのカンジがそのまま小説の冒頭で表現されています。
そりゃあ、続きが読みたくもなりますわ。
読んでいる時は、「終業式を翌日に控えた短縮授業の日の放課後」みたいな気持ちをぞんぶんに味わっているわけですが、今から考えると、このあたりの文章は「ウマイ!」としか言いようがないんじゃないかなあ。
妙にワクワクした気分にさせられるんですもん。
まだ夏休みには遠いけど、もうすぐ(?)GWが始まりますね。 楽しみです。
恐竜がマイブームだし、ちょっと行ってみたいなあ、GWの恐竜展。
まあ、それはいいとして。
「学校めんどくせー」な皆さんもとりあえず、GWまで頑張ってのりきって下さい。
恐竜がGWを運んでくれるその日までの辛抱です!
続きは後日書きまーす。