【20年近く、手技が一本であり続けた理由】
施術技術は、長く続けば続くほど変わっていきます。
伝える人が増える。
解釈が増える。
教える人によって手技が変わる。
やがて同じ名前なのに、
「誰から習ったか」で内容まで違ってしまう。
技術の世界では、
決して珍しいことではありません。
リンパアクティベーションは、誕生から20年近くになります。
それでも私たちが大切にしてきたのは、
「櫻井優司が考案した技術を、一本の技術として伝えること」。
考案者である櫻井優司自身が、長年、現場に立ち続け、
自ら受講生を指導してきました。
そして、ただ手順を残してきたわけではありません。
「なぜ、この手技をするのか」
「身体のどこを見ているのか」
「なぜ強く揉まないのか」
「なぜストレッチなのか」
その理由を、
解剖学・生理学と実際の身体反応を照らし合わせながら伝えてきました。
リンパアクティベーションでは、
理論
↓
解剖学
↓
実技
↓
身体反応の確認
↓
振り返り
↓
現場での実践
までを一つの教育として考えています。
そして45〜60分の施術現場では、
① 唾液分泌の変化
② 施術部位の温度感・発熱感
③ 尿意
④ 心拍の落ち着き・眠気
⑤ 痛み・しびれ・動きやすさの変化
という身体反応が、施術情報として共通して報告されています。
これを「医学的にリンパが流れた証明」とはしていません。
現場で起きていることを記録し、なぜ起きるのかを考え続ける。
これも、20年近く変わらない姿勢です。
さらに興味深い報告もあります。
リンパアクティベーション後に施術した鍼灸師からは、
「鍼の刺入が軽く感じる」
「ファシア付近の抵抗が少なく感じる」
「刺鍼工程が少なくなった」
という声。
オイルセラピストからは、
「使用するオイルが少なくなった」
「筋肉・組織が柔らかく感じる」
「施術がしやすい」
「施術者自身が疲れにくい」
という声。
これらも、まだ統一された方法で定量評価した研究結果ではありません。
だから、分からないことを「分かった」とは言わない。
しかし、
現場で繰り返し確認されていることも無視しない。
これがリンパアクティベーションの考え方です。
私たちは、
他の技術を否定したいのではありません。
むしろ、
鍼灸を持っているなら、鍼灸を活かす。
オイル技術を持っているなら、それを活かす。
整体を持っているなら、その技術を活かす。
リンパアクティベーションは、
それらを捨てさせる技術ではなく、
今持っている技術が働きやすい身体環境を先につくる「補完的アプローチ」
でありたいと考えています。
そして技術を学んだ人が、
「まだ一人では提供できません」
で終わらないこと。
解剖学を学び、
実技を繰り返し、
36時間の基本教育を終え、
実際のお客様に提供できる技術へつなげる。
修了後も相談会や振り返りを行う。
長く囲い込むことより、現場に送り出すこと。
技術の価値は、
何年間所属していたかではなく、
目の前のお客様に、安全に提供できるか。
20年近く続いたから正しい、とは思っていません。
20年近く、
考案者が自ら現場に立ち、
教え、
身体を見て、
技術を一本化し、
それでも「なぜ?」を問い続けてきた。
それが、リンパアクティベーションが20年近く一つの技術として続いてきた理由です。
